水面特徴:からつ(佐賀県)
広い水面、追い風の影響大
唐津は淡水。関東でいえば多摩川の競走水面に近く、スタンドから対岸までの距離は多摩川ほどではないにしろ、狭さを感じずにレースができる。ピットから2マークまでの距離は178Mと全国屈指で、ピット離れの良し悪しが如実に現れ、また、カマす艇も目一杯助走を取れるコース幅がある。
最大の特徴は何と言っても『風』。年間を通して6~7割がスタートラインに対して追い風が吹きインが有利な水面。しかし、追い風が強くなると1マークで流れることが多くなり、差しが決まるようになる。握って出る選手の右隣に展開が向くことが多いのも特徴である。広くて走りやすい水面であるのは間違いないが、アウトから好スタートを決めて、内側を絞りに行っても、その間に内の艇が伸び返すため外からの捲りは決まりにくい傾向にある。基本はイン~センターが幅を利かす水面と考えていいだろう。