プロペラグループとは

  持ちペラ制のもと、プロペラを研究・開発するために、複数の選手が共同のペラ工房を持って情報交換しながらプロペラを作っているグループです。

『プロペラ』 の、へぇ〜

  今やボートレースを語る時に外せなくなっているのがプロペラ。最近はペラの調子次第で成績が上下しているといっても過言ではない時代になっています。選手はこぞってプロペラを叩き、新しい情報を聞きつけてはまた叩き直し…、と常にいいモノを作ろうと必死。そんな選手の命ともいうべきプロペラについて、色々と探ってみました。

なぜボートレースのプロペラの羽は二枚なの?

  大きな船舶を動かしているプロペラ(スクリュー)の羽は数が多いですよね(五枚とか四枚とか)。なのに、ボートレースのプロペラの羽は二枚。なぜだろうと思って調べてみました。
  結論から言うと、フネの安定性を保つのに必要最低限の数みたいです。羽の数が増えれば増えるほど安定感は増す。よって、大きな船舶は四、五枚の羽が必要となります。逆に、ボートレースはスピードも求める競技。加えてボート自体は一般的な船より軽くできています。それを考えれば、二枚の羽でも十分安定性は保てるし、抵抗が少ない分だけスピードも出る、という訳です。

プロペラって、買うといくらなの?

  答えは約2万2千円。結構な値段だと思いませんか? これはヤマトもナカシマも同じみたいです。
  とはいえ、選手は一節に三枚のペラを持ち込む…、合計約6万6千円。レース中にペラを壊す…、約2万2千円。そして、もしもそれがエースペラだったら…、稼ぎも変わってくるだろうしそれ以上の損害になるはず。そう考えれば選手が休みを返上してペラを叩く気持ちも分からなくはないですね。
  ちなみに、材質はアルミニウム青銅。耐磨耗性、耐腐食性、耐疲労性に優れているとのことです。