ボートレース津が面する伊勢湾は南北に縦長の地形で、太平洋からの南風の通り道。夏場はその季節風にさらされ、冬場は鈴鹿山脈からの吹き降ろしをまともに受ける立地にあり強風が吹くと水面コンディションは急激に悪化する。風次第だが、相対的に東海地区の中でも一番荒れる水面と言われている。
水面は、1マークホーム側の幅が全国でも2番目に広く、発走ピットはホーム岸側から出ていくスタイル。2マークまでの距離は長いため出ていく選手はもちろんだが、それ以上にズルッと下がる選手も見受けられ、ピット離れで差がつきやすいレース場である。また、深い起こしのインでも1マークでは五分の態形が作れるため、外枠の大胆な前づけも目立つ。基本的にインが強いが、向かい風が強い日はセンター勢にもチャンスがある。
水質は淡水で、干満はなく水位はほぼ一定。海のそばにあるため、淡水と海水が入り混じっているので半海水に近い。
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