水質は海水で、潮の満ち引きがレースに影響を与える。潮位差があるレース場は、満潮時は乗りづらくて内有利、潮が引けば差しや捲りも決まるのが常識だが潮位差は2メートル近くあるので、潮が高い時間帯はかなり乗りづらくなる。
水面の広さは全国的に見ると中くらいピットから2マークまでは比較的距離があるので、前づけも容易にできるし、水面状況が変化することから、決まり手も多彩である。
風向きは1年を通して北からの向かい風。特に冬場は季節風の影響でひときわ強くなる。2マークがポチャついて乗りづらくなり逆転劇が見られるのもこのことからだ。天候の変わり目は時折り追い風が吹くこともあるが、夏場は比較的穏やかである。また、潮の干満で空中線の見方が変わってしまう。「スタートは突っ込める水面」なのだがレースの前半と後半でスタート勘が変わってくるのだ。潮位差が大きいためコンスタントにスタートを決めるのが難しい水面のひとつだ。
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