センバツ高校野球やプロ野球も始まって、春が来たと感じさせますね。花粉症でお悩みの方もいらっしゃるでしょうが、完璧な防備をして競艇場へ足をお運び下さい。では3月の優勝戦を振り返ります。
☆ 関東競艇専門紙記者クラブ杯 3/4〜3/9(一日順延)
予選は作間章、新地雅洋と江戸川巧者が活躍も、予選最終日に明暗が分かれた。作間は順調に優出し1号艇、一方の新地はFに泣いた。節間を通して頑張ったのは阪本聖秀で前走地の若松に続いての優出、他に眞田英二、荒井輝年、関口智久、丹下健が優出を決めた。優勝戦はやや追い風、上げ潮の中で行われた。インから気合走りで作間章が押し切って、当地3回目、通算14回目の優勝を決めた。まくりにいった荒井輝年が2着争いを制した。道中もつれて丹下健が3着に浮上した。作間は最近江戸川でいいところがなかっただけに、この優勝は嬉しさも倍増だろう。更なる活躍に期待したい!
☆ 一 般 競 走 3/12〜3/15
最高15万円台の配当が出るなど、節間を通して荒れた一節だった。予選3勝を挙げた泉具巳が1号艇をゲット、選抜組の川添英正、柳沢一、小野信樹も順調に着をまとめ優出、また垣内清美と超抜エンジンだった倉田郁美の女子2名が優出と激戦模様の優勝戦。スリットから飛びだした内側の3艇だったが、2コースから素早く差した川添が抜け出して、そのままゴール。インで粘った泉に握って攻めた柳沢と結果だけ見れば落ち着いた配当だが、猛烈に追い上げた倉田の『15号機』はエース機候補となりそうだ。川添は当地V3通算21度目の優勝だが、久しぶりということもあり本人は嬉しかったはず。目立たなかったが安定感はあり、ソツのなさを感じる走りを見せた。
☆ 日本MB選手会会長賞 3/24〜3/28
久しぶりの参戦となった池田浩二に注目が集まった。さすがの旋回でファンを魅了、水面慣れが心配という言葉は彼に必要なかった。キッチリ優出し、格上の存在をアピールした。優勝戦は下げ潮でやや南風が吹く水面だったが、スタートから池田浩二が圧倒して他艇を封じた。大外から握って回った須藤博倫が中を割った古川誠之を振り切り2着となった。池田は通算20回目、江戸川は初優勝となった。
2月19日の東京スポーツ杯開催二日目にて2連単パーフェクトを達成することができました。今後も皆さんへのヒントとして、印を参考にしていただければと思います。さて新エンジンになって気になるのが、行きアシの甘さ。ダッシュからのまくりが減り、どうしてもイン逃げが増えている状態です。これは下げ潮の影響もあると考えられます。主力選手のアウトも決まりにくいので、イン中心の印が打ちやすかったのも、パーフェクトにつながりました。ただこれから上げ潮も増えてくるので、レース形態は変わります。潮の流れや風も考えながら舟券を購入された方がいいかもしれません。では2月後半の開催を振り返ります。
☆ 東京スポーツ杯 2/18〜2/21
予選では宮武英司が前節の優勝機を味方に活躍し、ポールポジションをゲット。また高山秀雄、横山節明も動きが良く好枠となった。実力者の林美憲もスタート一気のレースで優出となり、残るイスは森岡満郎と青木義一となった。柏野幸二や片山竜輔、作野恒は予選落ち。優勝戦は北東の風が吹いて上げ潮だったが、幾分穏やかな水面状態。カドから林が前日に続いてスタートを決め、果敢に握って内の艇を呑み込み見事抜け出して当地初優勝を成し遂げた。高山と宮武が2、3着に入り配当は荒れることはなかったが、林にとっては苦手水面での優勝にホッとしたことだろう。記念をいつ獲ってもおかしくない存在なだけに、また江戸川でも思い切ったレースを見たいです。
☆ 一般競走 2/25〜2/28
四日間のショートシリーズは地元の遠藤晃司が予選を5戦4勝と独り舞台。実力者の繁野谷圭介や尾形栄治が得点を稼ぎ好枠3者となった。優出圏の脱落者が多い中、村越篤、川上剛、石塚久也が優出し、激戦模様の優勝戦。下げ潮で北風が強く、安定板を使用した優勝戦。インからスタートを決めた遠藤が、他艇の攻めを封じてキッチリ逃走し江戸川は2度目のVを手にした。2着はまくり差しを狙った尾形がキープし、地元ワン・ツーとなった。