平和島では「女子リーグ戦」は行っていませんが、オール女子による戦いは毎年実施しており、今年も12月2日から7日まで開催されます。
主力メンバーは女王・横西奏恵を筆頭に海野ゆかり、池千夏、向井美鈴とスピードで魅せる面々が集結。当地実績の高い谷川里江もいて充実の顔ぶれ。
「リーグ戦」だと走れる選手が限られ、「選手の力の差が出過ぎて単調なレースが多くなりがち」と言う声もありますが、「オール女子」と銘打つこのシリーズは、差しワザが達者なベテラン選手も多数参戦。レース内容が多彩になります。
また、企業杯や新鋭リーグ戦で好評だった「ダブル準優勝戦」も当然のように採用されて面白さが増えるのは嬉しい限り。この開催に先立ち、11月30日にはファン、関係者対女子選手による「ソフトボール大会」も予定されており、この様子も機会があればこのコーナーで取り上げるつもりです。
8月初旬のGV・KIRINCUPで行われた「ダブル準優制」が殊の外好評でした。準優勝戦に乗った上位12名が準優を2回走って、その得点の合計で優勝戦に駒を進めるこの方式は「面白い準優」がいつもの倍楽しめるわけで、売り上げが伸びたのも当然と言えば当然。
そこで、10月に行われるGV・新鋭リーグ戦もこの「ダブル準優制」を急きょ採用することにしました。元来の「一発勝負」ではなく、準優2回を全力投球しなければならない選手は大変ですが、この方式は平和島に定着しそうで、我々ファンにとっては大いに楽しみです。
すでにご存知の通り、平成19年度のSG開催地が発表され、ここ平和島でダービーが行われます。当地でダービーが開催されるのは平成14年度以来。この時は原田幸哉がインから逃げ切って勝ちましたが、平和島では過去に7回ダービーが行われています。最初にここでダービーが行われたのは昭和37年、平和島と言えば「総理大臣杯」のイメージが強い水面ですが、総理杯の次にダービーの開催が多く、今村豊や服部幸男が平和島でダービー王に輝いているのは記憶に新しいところ。その「総理大臣杯」も3月に予定されており、来年はSGが2度楽しめる平和島。このダービー開催に合わせて横浜の「場外舟券売り場」の建設も進んでいます。西の「メッカ」住之江がナイター実施で盛り上がっている今、東の「メッカ」平和島も負けてはいられません。
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