昨年7月から使用されていたエンジン(以後=旧機)は6月23日で使い納め。6月28日からは新エンジン(以後=新機)・新ボートでスタートするのだが、今後の戸田競艇は更にインが弱くなるかもしれない…。
旧機に関して選手が「中途半端」「減音と標準の間」と言っていたのは、本体が減音型で、キャブレターの防水カバーだけが標準仕様だったから。しかし、新機は、本体はもちろんのこと防水カバーも減音仕様になった。空気が自由に吸い込まれていた旧機と違って、新機はカバーが二重構造のため、エンジンが発生させる吸入音は外部に放出されなくなり、そして空気吸入も吸気孔を通してのみになった。
簡単に言うと、エンジンのパワーダウンは必至。特にスローからの出足関係に影響すると思われるので、ただでさえインが弱いのに、余計にインが効かなくなるかもしれないのだ。また、今までは「減音と標準の間」で特殊な型ゆえに、慣れている選手にアドバンテージがあったのだが、戸田巧者・調整巧者の相場も変わってくるかもしれない。
イン逃げは買えない、センターまくりで舟券勝負が当たり前。そんな戸田競艇になるかどうか…、注目してみたい。