レースを選ぶ時代
2009年2月5日

 本場に無料バスで通い、2連単の舟券を口頭で買い、一発勝負の進入にドキドキ…。十数年前、私が競艇を覚えた頃の話である。
 時はだいぶ流れ、私の隣には、同年代と思しき容姿の戸田ピットマンFがいる。Fが競艇をやり始めた時にはS展示が当然のようにあり、舟券といえば3連単、ネット投票にも熱心である。
 
 その若者は、道を極めたかのように競艇格言をよく述べるのだが、ある時、「今は、買うレースを選ぶ時代ですよ!」と言った。
 
 家に居ながらインターネットで全国すべてのレースが無料で見られる、舟券を買える時代。一つの競艇場のレースを買い続けなくても、「これは『見』」と思ったら、他場で狙えるレースを探せばいいだけなのである。堅いのがお好みなら、住之江や津のレースを厳選して買えばいい。昨年の売り上げ1位の競艇場は蒲郡。インがソコソコ強く、いつみても買いやすいメンバー構成になっているのが特徴である。
 
 穴がお好みなら!

 最近の戸田競艇場は穴が頻発、高配当がよく出る。メンバー構成の傾向としては混戦が多く、一見堅そうでも多々波乱が起こり得るのが戸田なのだ。昨夏に完全な減音エンジンとなったのも影響しているのか、1コース単勝率は26%。一日平均で言うと、インが勝つのはたった3回。本命党泣かせ、記者泣かせではあるが、ここまでインが弱いとなれば一つの売りになるし、戸田が『選ばれる』競艇場になるかもしれない。
  まくりが見たけりゃ、穴が取りたきゃ、全国一インが弱い戸田を覗いてくださいな。
 
 

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