新ルール適用も初開催は影響なし
2009年5月6日

 5月1日以降を初日とする競走から、『待機行動実施細則』の一部が改正されて行われている。待機行動中の時間稼ぎ的航法が禁止され、原則として150メートル見透し線に先に達したボートからコースの優先権が得られるようになった。
 戸田ではGW開催のウインビーカップから新ルールが適用された。元々インが効かない、逃げられない戸田である。年間平均のイン単勝率が26%前後しかないのに、更に数字が下がるだろうと思われたが…

 5月1日〜6日 戸田競艇『第20回ウインビーカップ』
              
               逃げ 捲り 差し 捲差 抜き 恵まれ
        ■初  日 4回 4回 1回 2回 1回 0回
        ■二日目 4回 4回 1回 2回 1回 0回
        ■三日目 4回 6回 0回 2回 0回 0回
        ■四日目 1回 2回 3回 2回 4回 0回
        ■五日目 5回 3回 1回 2回 1回 0回
        ■最終日 2回 5回 3回 2回 0回 0回
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         計72R 20回 24回 9回 12回 7回 0回

           ★コース別単勝率
                    当節  近1年
            ■1コース 29%   27%
            ■2コース 21%   20%
            ■3コース 18%   18%
            ■4コース 21%   20%
            ■5コース 10%   11%
            ■6コース  1%    6%
 
 意外や意外。スロー水域が壊滅どころか、いつも以上に逃げが、インが決まっていた。
 当節は約7割が地元の埼玉支部選手、残り3割の全員が関東地区の選手で、普段から顔を合わせている面々。しかもルールが適用されて初開催。皆が慎重になっていたのもあるだろう、激しいコース取りはなく、意表つく前づけもなく、節間通して進入は折り合っていた。スロー勢はオレンジブイぐらいからの起こしが多く、深くなっても100手前ぐらい。進入は確かに分かりやすくなったが、普段よりもまったりした待機行動だった。変わった点といえば、動きが少なかったぶん、今までは外に出されそうな若手が内枠時にコース主張できていたことぐらいか。
 決まり手を見ても、今までとそう変わりない。新ルール適用に関して、舟券的にはあまり神経質になる必要はなかった。ただ、5月9日からの内外タイムス杯は全国から選手が斡旋される通常一般戦。イン屋の白石桂三、諏訪馨もいる。コース取りのもつれがあるかもしれず、実質、この開催が新ルール適用初回。もう少し様子を見なければならない。

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