『東京中日スポーツ創刊55周年記念杯』
6月18日〜21日☆四日制(ポイント制)
主な出場選手:大平誉史明、乙津康志、富永正人
折下寛法、飯山晃三、中澤和志
前期はF2の足かせがあり捌きのレースに徹した中澤和志だが、
新期に入り優出2回、Sも踏み込んでいる。地力は最格上、地元水面
で絶対的な主役を張る。
同じく地元勢から富永正人が登場。調整が合う戸田は毎度、快速仕立
て。このシリーズも行きアシから伸びを仕上げられば、十分優勝を狙
える器。
対する遠征勢は飯山晃三を筆頭に、ペラ巧者の乙津康志やS早い
折下寛法、捌き屋の大平誉史明などが参戦。飯山にスピードターンが
あるが、近況はSの踏み込みが甘く、その辺が鍵を握りそうだ。時計を
しっかり掴んで本領発揮すれば、脅威の存在。乙津康志は4月以降に
4優出とペラの調子は上々。前回(09年12月)は優出3着、当地での調
整も苦にしないなら、実戦アシを鋭く仕上げてポイントを稼ぐ。今年1月
に戸田でVがある村田修次(東京)も参戦。近況の成績は芳しくないが
当地は調整の合う水面。快速級にして、全速ターンを連発。
なおこのシリーズで現エンジンは使い納めであり、勝率通りの機相場
になっています。
『日本財団会長賞』
6月10日〜15日☆六日制(準優3個制)
主な出場選手:西島義則、佐藤大介、秋山広一
繁野谷圭介、森高一真、川尻泰輔
西島義則は前回当地(53周年)では予選突破ならずも整備手腕を駆使
してエンジンを好脚に仕上げた。今年は名人の冠も奪取して、威風堂々
の航跡。独自の整備技術と内寄りでの気迫溢れる攻めで、シリーズを引
っ張る。
前期・四国地方での勝率ナンバーワンに輝いた森高一真。当地では05
年10月(一般戦)にて優勝があり、51周年では準優進出。一般戦での今
回は十分主役を張れる器。切れのあるSとスピードターンで水面を席巻。
同じ香川勢の秋山広一も虎視眈々とVを睨む。近況でも調子は良く今年
は2V。遠征勢ながら来る機会の多い当地、早い段階で調整を合わせ、
鋭角なターンでポイントを量産。
佐藤大介、繁野谷圭介に確かな地力と手堅いハンドル。両者とも額面
通りの働きが出来れば、首位戦線を賑わす。
地元で迎え撃つは川尻泰輔。ガッツある攻めと地の利を存分に生かし
て、牙城を守る。
銘柄級が揃ったシリーズで見応えはタップリだ。