今年初のコラムです。今年もよろしくお願いします。では年末・年始開催と2節目を振り返ります。
☆ 京葉賞 12/30〜1/4 (元旦中休み)
W準優制のため、一体どんな感じになるのか期待をしていた。まず選抜戦は川名稔がインから制して一歩リードしたが、機力では山本英志や前田光昭が安定していた。予選道中を勝ち上がり1号艇をゲットしたのは桑原淳一と鈴木猛。迎えたW準優勝戦の前半戦は品川賢次と村田孝雄が共にインから逃げた。カギになる後半戦は鈴木猛が逃げて、品田直樹が差し切った。ただこの前後半で着順をまとめた齊藤仁が優勝戦の好枠をゲットした。
優勝戦は上げ潮のやや向かい風で行われた。5コースからスタート攻めた桑原淳一だが、内の艇に抵抗されてまくり切るまではいかなかった。インから先マイした齊藤仁が桑原の差しを封じて、2マーク先行しそのままゴール。2着は2マークで桑原は突進されて流れたところを鈴木猛が差した。3着は桑原が粘り、ペラグループ『TMR』の3人でフィニッシュした。
齊藤仁はこれで通算10回目の優勝。昨年は当地よりMB記念に推薦されSGレースも経験し思い入れのある水面だったが、前回当地で優出を逃し苦汁をなめた。今回はその借りをしっかりと返すことができ、ウイニングランは非常に嬉しそうな表情をしてファンにアピールをしていました。
☆ 新春金盃 1/8〜1/13
横澤剛治が予選をオール3連対で格上の存在をアピールし、ポールポジションをゲットした。優勝戦は向かい風の下げ潮で行われたが、先マイした横澤を差した吉田徳夫がバック伸び勝ち2マークを先取、そのままゴールし見事通算55回目の優勝を果たした。伸びは強烈な『32号機』を駆使した吉田だが「江戸川の波はあまり好きではない」と言っていたものの、エンジン力でカバーした。横澤は残念な結果に終わったが、もうひとアシあれば勝てた域でこちらはエンジン負け。だが捌きは一目置く存在であることは間違いなく、今後の活躍も大いに期待が持てる。3着の石田章央も見場があった一節間。昨年末からリズムも上向いているようで、今年は飛躍しそうな選手である。
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いよいよ次節は今年最後の開催であり、来年最初の開催である京葉賞です。年末年始も江戸川競艇でエキサイティングなレースに酔いしれて下さい。それでは過去の優勝戦を振り返ります。
☆ 夕刊フジ杯 11/24〜11/29
優勝戦メンバーは好メンバーが集い激戦模様だったが、予選道中大崩がなく得点率トップで@号艇を奪った重成一人がインからコンマ08のスタートから速攻を決めて当地2度目、通算25回目の優勝を成し遂げた。エンジンでは上がいたものの、ここ一番の勝負度胸とスピード旋回はさすがの一言。2着は差した岡部貴司が順走し、スタートで見場を作った宇土泰就が3着に入った。重成は今節優勝候補にも挙げていたがキッチリ勝ってくれました。江戸川の「波はあまり好きではない」とコメントしていたが、柔軟に対応できるだけの旋回力は見事だし今後も当地に来て活躍してもらいたい選手です。
☆ ラリーズカップ 12/2〜12/5
予選を引っ張った鎌田義と今坂勝広の明暗が分かれた。予選最終日の12Rで今坂はまくる艇に抵抗し無念のエンスト、そのレースで大外から制した鎌田が得点トップで優勝戦を迎えた。鎌田義は予選を5戦4勝と準パーフェクトVへ挑むことになったが、スタートではカドの林祐介が飛び出した。それでも伸び返して先マイし、そのまま押し切って見事今年6回目通算19回目の優勝を成し遂げた。2着は林がキープし、3着争いはチルトを2度にハネた古賀繁輝の猛追を細川明人が振り切った。鎌田は準パーフェクト優勝で総理杯権利も視野に入ってきた。
☆ JLC杯 12/9〜12/14
優勝戦は下げ潮で北東の風2m波高10cmだったが、航行船通過後のうねりが残る中で行われた。5コースの鈴木唯由がコンマ05のスタートで飛び出して、内の艇を一気にまくっていき当地初優勝で通算22回目の優勝を決めた。2着には機力劣勢だった6コースの木村恒一に展開が向き差して浮上した。インの中野次郎は3着と当地初優勝はお預けとなり、人気の双璧だった金田諭は転覆失格となってしまった。3連単は10万円を越えるビックな配当となった。今節気になった選手は下條雄太郎。江戸川初登場でいきなり全速ターンを連発していた。残念ながら2本目のFを切ってしまい今後は厳しい走りとなってしまうが、思い切った旋回は私の心の中に残った。
☆ 一般競走 12/23〜12/26
前検の段階ではサッパリの状態だった佐藤大介、だが初日の整備が実りエンジン上昇と共に成績も安定し見事@号艇をゲット、優勝戦でも鮮やかな速攻で他艇を完封し通算21回目当地は3度目の優勝となった。2着は5コースから強引に握った金子貴志が2マークで川上昇平の突進を交わしてキープした。3着は接戦を川上が粘り堅い決着となった。この優勝戦で96期・福岡の篠崎元志が当地初出場で初優出をした。最近では古賀繁輝や土屋智則も成し遂げているが、彼もまたセンス溢れる走りを見せてくれた。差すタイプのようだが、ターンのキレは今後も活躍できる逸材だと感じました。
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