優勝戦の模様ばかりでなく、江戸川で活躍した若手選手を紹介するミニインタビュー『担当記者極メモ』をこれから隔週でやっていきたいと思います。その第1回目は古賀繁輝選手です。12/2〜12/5まで開催したラリーズカップでは当地2度目の優出を果たしました。来期はA1級に昇格も決まっております。
Q 近況の調子は? また初優勝(びわこ・新鋭リーグをまくり一撃でV)の感想を一言。
優勝はようやくできたという感じですね。先頭を走っていてFでも切ったかとヒヤヒヤしながら走っていました。近況は来年からA1級ということもあり、気合が入りすぎていきなりFを切ってしまったけど、だいぶペラとエンジンのマッチングが合うようになって、自分なりの旋回ができるようになりました。スタートだけは注意して出足重視に仕上げていこうと心がけています。
Q 買い時や展示航走での注目点は?
初日から連勝式に入った時は節間狙えると思います。展示ではタイムが悪い時は気にしますね。あとは乗りやすさがあるかをポイントにしています。スタートがあまり得意ではなく、まくり差しが多くなるのでどうしても乗りやすさは必要なんですよ。
Q 江戸川の印象については?
いつも乗りやすく仕上がっていますね。あとは旋回ミスをできるだけ少なくするように考えています。波が出る水面は好きなので江戸川は大好きです!
Q 来年の目標を教えて下さい。
SG出場!勝率は7点台、優勝も5回を目標に頑張りたいです。ファンの皆さん応援をよろしくお願いします!
★ 担当記者後記
彼の長所は思い切りがいいこと、短所はその思い切りが空回りするところだが、ピットでは常に元気一杯、そこが我々記者だけでなく関係者や選手間でも好かれるのではないでしょうか。この気持ちを忘れず前向きにSGレーサーへと成長してくれることを願っています。できれば来年の周年で会うことができればいいですね。
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熱戦の江戸川モーターボート大賞は飯島昌弘が記念初優出・初優勝を成し遂げました。当地巧者であり、デビュー戦から彼のレースを見ていたので感慨深いものを感じます。本当におめでとうございます。では一節間を振り返ります。
【ゴールデンレーサー賞】
今村豊が前半レースで負傷欠場。5選手の争いになったが、インの濱野谷憲吾が他艇の攻めを封じて、アッサリ逃げ切った。2着には12年ぶりに走った松井繁、3着は捌いて辻栄蔵が入った。
【予 選】
二日目には中澤和志が負傷帰郷し、三日目には前年度覇者の中村有裕、地元期待の作間章を含む5選手のF、四日目は水面が荒れて周年覇者の熊谷直樹までもFと大荒れだった。そんな中予選道中で安定していたのが飯島昌弘と三嶌誠司両者共にスタートはビシバシ決めていた。また地元のエース・濱野谷憲吾も順調に着を稼いでいた。健闘が光ったのが記念初登場の梶野学志、水神祭を挙げて予選11位で準優勝戦まで進んだ。また川崎智幸が四日目6Rに2コースから冷静に差して通算1,000勝を達成した。
【準優勝戦】
10Rは三嶌誠司がインから先行して首位をキープした。2着争いが大接戦。仕掛けた吉田弘文とマークして差した梶野学志が終始競り合い、そこに最終ターンマークで烏野賢太が突進気味のターン。これが見事にハマり吉田は旋回ミスし、梶野はターンが流れてしまった。
11Rはインの飯島昌弘が伸び返して先マイし見事記念初優出。握った山本隆幸と割り差した川崎智幸に最内を差した辻栄蔵の2着争いになったが2マークで山本と川崎が競る中、冷静に差した辻栄蔵が先着した。
12Rもインから濱野谷憲吾が押し切った。2コースから順走した畑和宏が2着に入りこちらも記念初優出となった。
【優勝戦】
下げ潮で北東の風2m波高5cmと水面は穏やかだった。インの飯島昌弘がコンマ08の会心のスタートで先マイ、他艇の追撃を許さず見事GT初優勝を成し遂げた。差した烏野賢太が飯島を猛追している間に濱野谷憲吾が捌いて2着に浮上。また最終ターンマークで三嶌誠司が流れた烏野を差して3着に進出した。
飯島昌弘は茨城(埼玉支部)の73期生。平成5年にデビューし14年目で見事大輪の花を咲かせた。持ち味のスタートが武器、それが優勝につながった原動力である。今節は4艇の集団Fの中、しっかり残り本人も「運が良かった。あのレースが大きかった」と語っていた。記者間での会見では「やっちゃった」と笑顔がとても印象的でした。
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