スター候補生の熱い走りに注目
2009年8月23日

 日本モーターボート競走会は、『若手選手の強化、講習や訓練でエリート養成』を目的に今年6月『スター選手育成制度』に該当する89名を発表した。
 スター候補選手は、「全国スター候補」「地区スター候補」「地元スター候補」「準地元スター候補」の4ランクで構成されており、該当選手には、GI競走出場のチャンスや地元競艇場への優先あっせん措置がなされることとあわせて、プロ選手に必要なメディア対応やマナーを身に付けるための講習会、操縦・整備の特別訓練なども受けることになる。

☆全国スター候補
岡崎恭裕(福岡)/篠崎元志(福岡)/平山智加(香川)

☆地区スター候補
毒島誠(群馬)/濱崎直矢(埼玉)/山田哲也(東京)/安達裕樹(三重)/平本真之(愛知)/新田雄史(三重)/吉川喜継(滋賀)/稲田浩二(兵庫)/小坂尚哉(兵庫)/大峯豊(山口)/齊藤優(徳島)/魚谷香織(山口)/今井貴士(福岡)/古賀繁輝(佐賀)/西山貴浩(福岡)

☆地元スター候補――準地元スター候補
桐生   土屋智則――松本晶恵  鹿島敏弘
戸田   桐生順平――黄金井力良 小山 勉
江戸川 若林  将――桑島和宏  大池佑来
平和島 後藤翔之――永田秀二  内堀 学
多摩川 前沢丈史――小林  泰  北山康介
浜名湖 谷野錬志――庄司孝輔  深谷知博
蒲郡   坂元浩仁――松竹大輔  渡邊俊介
常滑   河村  了――宮下元胤  北野輝季
津    松本庸平――石塚裕介  南 佑典
三国   松田祐季――下出秀明  下出卓矢
びわこ  是澤孝宏――高山智至  青木玄太
住之江 西村拓也――伊藤喜智  鎌倉 涼
尼崎   長岡良也――田路朋史  森下祐丞
鳴門   村田友也――横川聖志  竹田吉行
丸亀   西村美智子―平高奈菜  片岡雅裕
児島   山口達也――若狭奈美子 茅原悠紀
宮島   新田泰章――川下晃司  船岡洋一郎
徳山   魚谷香織――大田直弥  津田裕絵
下関   堀本泰二――大井清隆  末永祐輝
若松   水摩  敦――木下大將  松尾昂明
芦屋   池永  太――乙藤智史  松崎祐太郎
福岡   山口隆史――篠崎仁志  前田将太
唐津   山田康二――上野真之介 藤田浩人
大村   下條雄太郎―桑原  悠  坪口竜也

 上記のとおり、江戸川スター候補は若林将、準地元スター候補が桑島和宏、大池佑来となった。丁度、この3名がお盆開催の『第31回大江戸賞』で揃い踏み、成績は以下の通りであった。

若林 224241準優562
桑島 23115F6232
大池 21546344542

 若林は準優進出と江戸川スター候補に恥じない走りをみせ、節間ゼロ台スタート4本、トップスタート5回と持ち味を存分に発揮した。「そんなに波は得意な方じゃないけど、(スター候補に)選ばれた以上、恥ずかしいレースはしたくないですね」と常に全力の姿勢に好感が持てた。

 桑島はフライングが悔やまれる成績だった。四日目のFも「まくるつもりでいったし、スタートは落とせなった」と悔しさを滲ませたが、最近、結婚して公私ともに充実。「モチベーションも上がるし、勝率も1点マシですね」。各地でしっかりとした航跡を残し、確実に成長を遂げている。

 大池は初日2連対発進、センスの良さをみせつけたが、その後舟券に絡めたのは2回だけだった。それでも大敗は少なく「これだけやれたんだし、自信にはなりました」と。今回でまだ2度目の江戸川参戦で、今後は走る機会も増えるし水面に対しての経験値さえ上がれば活躍が期待できる。

各地で注目を集めるスター候補、今後もその走りに注目をしていきたい。

インがクルクル江戸川競艇?
2009年5月28日

 江戸川競艇もいよいよ本場再開記念(6月4日)から本格始動。護岸工事により、1マーク側のバックが85.9mから81.1mに、2マーク側バックは55.7mから50.4mに変わり、スタート展示・周回展示出走ピット、本番レース出走ピットの位置も変更された。更に5月以降、待機行動のルールが一部改正されるなど、江戸川のレースコースにおいてどう影響するか、これからデータが集まり次第、水面特徴のコーナーで詳しくは紐解くとしよう。
 さて、江戸川では5月初旬に新エンジンの試走タイム、中旬に模擬レースが行われた。この模擬レースに参加した選手はいう「コース的な狭さはあまり感じなかったが、両サイドの壁が気になった」と、この両サイドの壁こそ今回の護岸工事で補強された堤防なのである。また「レースでのひき波は影響ないと思うけど、大きな航行船が通ったら、残りそうだね」。江戸川名物の航行船。そのひき波が残れば少なからず本番のレースにも影響がありそうだ。そして「イン〜センターからは、スタートしてからスタンド側の壁が気になるね、見え方的に。1コーナーも狭く感じてダッシュが効きそう」とスリットから1Mまでに圧迫感があるのだと。「その他の潮の流れとか、乗った感じはあまり変わらなかった。まあ選手はすぐ慣れるから最初の内だけだと思うけど」と。あくまで模擬レースでの印象、実際のレースでどんな感じになるかは、6月4日から開催される『本場再開記念』でしかと目に焼き付けるつもりである。
 番外編では「えっコース幅が狭くなるの? じゃーボートも細長くして相殺すればいいのに、まだ江戸川行ってないけど、行ったら行ったでなんとかなるでしょ」と楽天的な意見もあった…。

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