戸田スター候補生は濱崎→桐生に内定
2007年11月29日

 先日、弊紙ワンポイントリサーチでお伝えしたが、戸田競艇場の地区スター候補に桐生順平が内定した。現在のスター候補は濱崎直矢。濱崎は今年2月に尼崎で初優勝を飾り、7月には戸田でも優勝。来期A1昇級が決まったことで、濱崎に代わるスター候補を選考していたが、将来性を買って桐生を推薦した模様。
 桐生はやまと競艇学校で勝率トップの成績を残し、100期生としてプロデビュー。デビュー期は5勝、勝率4.44、2連対率21%、3連対率42%で、来期からB1級に上がる。レースセンス、特にコーナーの運びは新人離れしており、スター候補の素材であることは確か。ただ、前期にフライング2本切ったのがいただけない。折角の伸び盛りなのだから、数か月も実戦から離れるのはもったいない。筆者の記憶が確かならば、1本目のFはエンジンが出ていなくてスタート勝負をして切ったはず。新人でエンジン劣勢だと焦るのは分かるが、スタート勝負しなくてもターン一本である程度は着を拾えるレベルにあるのだ。今村豊が新人の頃は、エンジンは二の次、水面に出て練習ばかりしていたと聞く。エンジン出しは感性もあるが、経験則がモノを言う。整備力はいずれついてくるが、レースが巧くなった中堅、ベテランはほとんどいない。腕を磨くのは今なのである。頑張れ!桐生!

濱崎直矢の強さは本物
2007年10月23日

 負けても強かった。先日の当地新鋭リーグ戦での濱崎直矢である。当節、地元勢の多くがアシ負けに苦しんだ。出ないからスタート勝負…、小澤和也、川尻泰輔がFに散り、最終日の11Rでは向後龍一が勇み足。他選手もFを乱発しており、スタートがいきにくい情況に置かれていた。
 それでも優勝戦、濱崎はコンマ05のトップスタートを決めて2コースからまくった。結果、差されて2着だったが、濱崎のアタマで舟券を買って人も納得できるレースだったと思う(筆者もそう。予想も舟券も外れた)。勝つためのレースをしたからである。これが普通のスタートで差しだったら特筆すべきことは何もないが、05のトップスタート、まくりに動いたところに多大な価値がある。プレッシャーをはねのける精神的な強さに、レーサーとしての天賦の才を感じさせる。中澤和志、須藤博倫、金田諭に次ぐ、埼玉第4の若手は濱崎で間違いない。今後の成長次第では、埼玉のエースになる可能性まで秘めている。

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