桐生ナイターのお盆開催を見る機会が数日あった。群馬、東京、埼玉の3支部による選手があっ旋されており、主力は山崎智也、江口晃生、秋山直之といった地元勢。毒島誠、加瀬智宏、中里英夫もドリーム戦に名を連ねていた。彼らは予選中、当然のように上位着を並べていたのだが、その勝ち方にエグ味があった。
主力を勝たせようとする意図がみえる番組編成でもあるが(実力差がありすぎるから、普通に組んだだけでシードみたいになるのだが…)、何がエグいって、コースを積極的に取る姿勢。進入で黙っていることは少なく、ピット離れで他を出し抜く調整にしたり、前づけに動いたり、一つでも内に入り込もうとする姿勢が実に良かった。
その点、戸田のお盆開催の主力級は…。
イン単勝率は桐生が37%、戸田は30%を切る。水面特性の違いもあり、戸田で無理に内寄りを取るメリットはないかもしれない。ただ、取ろうと思えば取れると言わんばかりに、某選手が「みんなコース取りがヌルい」とぼやいていたし、何となく枠なりの風潮が近年高まっている。
枠なりなら舟券は買いやすい。
ただ、人気を集める主力級が外枠に組まれた場合、枠なりだと頭に届かず2・3着、あるいは着外に消えて取りこぼす可能性は高くなる。正月、GW開催、お盆といった節目の地元戦、いつ足を運んでも信用して買える(結果は別として)であろう桐生=群馬選手に頼もしさを感じられたし、彼らの進入のエグ味もまた、レースのいい味付けになっている気がする。
ボートレース戸田では、『SG第15回オーシャンカップ(丸亀・ナイター開催)』を7月17日(土)、18日(日)、19日(祝)の3日間、全レース場外発売を予定しています。戸田では過去、本場サマータイムレースに合わせ、夕方までのナイター併売を実施したことはありますが、最終12レース(締切予定時間20時27分)までのナイター発売は初めてとなります。なお、本場はサッポロビールカップ(7月16日〜21日)開催中ですから、朝から晩まで競艇漬けになれますよ〜。