先日、選手会(正式には社団法人日本モーターボート選手会)の会長選挙が行われ、新会長に福永達夫が選出された。我が埼玉支部の山崎義明は関東地区理事?に就き、空位となった埼玉支部長には堂原洋史が選ばれた。
堂原は69年12月18日生まれの39歳。90年10月に67期生として登録され、同期には後藤浩、市川哲也、大場敏、渡邉英児らがいる。通算362勝(3/28現在)、優出13回、優勝0回、08年の獲得賞金は1千万円弱。若い頃は気っ風のいいスタートダッシュで名を売り、最近は柔軟自在派になった。コース取りもレースもクリーン。ピットではとても温和で、気持ちよく取材に応じてくれる選手のひとりである。
今は支部全体に元気がない(というか、記念戦線で好成績を挙げる選手がいない)現状だ。地盤沈下を防ぎつつ、若手育成を強化し、多くの選手を記念に送り込んでもらえればと思う。濱崎直矢、谷津幸宏が育ってきたし、有望株の桐生順平もいる。スランプを抜け出した感がある平石和男、中澤和志、須藤博倫らは牽引役、堂原は縁の下の力持ちとなり、埼玉の名を全国に轟かせて欲しい。
2月18日より、戸田競艇場のモニター映像における競技情報・オッズ表示等がリニューアルした。
1画面で3連単180通り、2連単・複45通りが見ることができ、体重・展示・チルト・ペラ交換も一度に表示される。画面がなかなか切り替わらなくてイライラ…、なんてことがなくなった。情報量が増えた関係上、文字・数字が小さくなり、一部「見づらい」との声もあって賛否両論だが、『慣れ』の部分もあるのではないかと思う。
展示航走の映像も良くなった。今までは1周2Mのかなり引いた映像のみだったが、1Mの周回展示も丁度よく画面におさまっている。ボートピアやJLCで画面を見ているファンには間違いなく好評だろう。
ただ、レース映像は変わりなし。昔から再三言われていることだが、2周2M、3周2M、最終バックの上位航走艇がアップになるのには閉口。レースが決着しているなら『迫力あるアップ映像』もいいと思うが、決着していない場合、競りが見づらいことこの上ない。この点が改良されれば…、筆者も改めて施行者さんにお願いしてみたが、果たしてどうなるのか…。