オールＡ１級で行われた優勝戦は上げ潮で北風の中、多少ポチャついていた。スタート飛び出したのは金子龍介だが、キャビり気味で１マーク手前で転覆。そのおかげで外の艇は攻められず、インから金田諭が逃げ切り、順走したのは荘林幸輝。これで決まりと思われたが、２マーク安全に旋回した荘林は金田が残したひき波の上を回り速度低下、そこを小畑実成に差されてしまい３着になった。
金田諭は当地ではあまり実績がなく、前回が初めての優出で一応連続優出となった。今節は水面が穏やかで持ち前の速攻も目立った。これで多少はゲンのいい水面となったであろう。
写真は優勝した金田諭選手です。おめでとうございます！
桐生で行われたＭＢ記念は①号艇の中村有裕が見事インから逃げて優勝した。ゴールでのガッツポーズは嬉しさを全面に出していた。この中村は記念初優勝が昨年の当地ＭＢ大賞だった。この時も①号艇でプレッシャーを乗り越えての優勝。私は当時ピットマンだったが、前検日の一番最初に取材したのがたまたま中村だった。物静かなイメージだが、コメントはしっかりしてくれるし印象のいい男であった。あのＧⅠ優勝から約９か月、もっと大きな勲章を手に入れた。出来れば11月のＭＢ大賞でお目にかかれればいいのだが…。とにかく中村選手おめでとう！！
２００５年 江戸川大賞後のコラム
写真は昨年の江戸川ＭＢ大賞優勝戦終了直後の中村有裕選手
