多摩川オータムカップは9月30日〜10月3日の4日間開催。短期決戦は初日が大事、取りこぼすと優出は厳しくなる。まずエンジン抽選、そしてスタート勘をどれだけ早く掴むかだ。今の多摩川ではエンジンが出てフライングが多くなっているのも事実、8月の新エンジン登場から燃料の混合比が変わりスリット前後のアシが強力になっている。
展示タイム1番時計で3連対率が高いのは田中定雄、榊原直樹、石川真二、渡修平、佐口達也、吉島祥之。しかし、いつも1番時計を出すとは限らない。特に今の田中は朝のレースで勝ち負けの選手だ。平均展示タイムが上位にランクされているのが宮迫暢彦、吉島祥之の二人である。吉島祥之は伸び盛りの選手、新鋭リーグ戦でスピードを磨いている。伸び一本で勝負になるレース、全速ターン連発で暴れるか。石川真二が絶好調、目下V5なら「あと一つ」に全力だろう。実力なら岩崎正哉、平場が多くなっているがV3なら秋のうちに四つ目を決めておきたい。野添貴裕、新美進司も一般戦は強いレース、予選はまくり主体だ。
展示気配が成績に直結するのが佐口達也、前回当地(今年4月)は3コースからまくり差しで優勝している。今期はA1級ペース、気合も入っている近況だ。渡修平は一番時計の時の単勝率が41%、アタマで狙うのが面白いタイプ。逆に榊原直樹は1着がなく2・3着での買い。多摩川は初出場でも兵庫支部期待の新鋭・稲田浩二に注目したい。