多摩川競艇バースデイカップ
2007年5月30日

 6月13日〜17日の五日間開催で多摩川競艇バースデイカップが行われる。多摩川競艇場は昭和29年6月9日、府中競艇として初開催、昭和30年5月9日に多摩川競艇場と改称され現在に至っている。  中澤和志は昨年の総理杯男。だが、賞金王決定戦に出場も5656着と力を発揮できなかった。多摩川の地区選手権は準優には乗ったが不満の航跡、そして2月住之江で大事故に遭った。3月平和島総理杯から水面に復帰も本来の鋭さは見られない。勝率・2連対率も大きくダウン、年内は一般戦を走ることになりそうだ。だが、地力は断然である。「接戦で弱い。遠慮している」と見られても仕方ないレースが事故以来増えたが、そろそろ精神的にも立ち直って来るだろう。まだ30歳、記念ロード復帰を目標に攻めのレースに期待したい。
 ベテランの多いシリーズ。個性派が揃っている。今も快速誇示は水野要、豪快に三宅爾士が攻めれば、北川幸典のターンスピードもまだ一般戦なら通用する。かつて琵琶湖の帝王と呼ばれた野崎進、イン屋が看板でも記念はイン変わりと捲り差しで制した金子文雄も下位なら頑張るだろう。
 復調してきた鈴木賢一に快スタート、スロー起こしからビシバシ決めるか。宮地秀祈にキレのある旋回、土屋太朗は委細構わずフルターン。力はあるのが川原正明、清水敦揮、淺香文武、ペラが合えばスピード戦復活は必至だ。 
 多摩川で練習に励んでいるのが山本英志、濱村美鹿子、長田頼宗。山本は減音型苦手意識払拭に必死、濱村もここらで優出したい。長田は多摩川期待の新鋭、もっと思い切りが欲しい。女子戦で成長している金田幸子には注目したい。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは鈴木賢一、宮地秀祈のふたり。女子選手では濱村美鹿子の数字が高い。逆に中澤和志はあまり変化がない。

戸田競艇記者便りはこちら

江戸川競艇記者便りはこちら

平和島競艇記者便りはこちら


RSS

Powered by
teeter totter Ver.2.17-C