第38回東京中日スポーツ賞展望
2007年8月13日

 8月22日〜26日の5日間開催は第38回東京中日スポーツ賞。ベテランにかつての記念レーサーたち、女子選手もいて波乱含みのシリーズだ。
 近況の充実度、展示タイムトップの3連対率が一番は都築正治。1月戸田、2月多摩川、4月若松、5月蒲郡、6月常滑と全てインから優勝、平場での強さは群を抜いている。インタビューではあまりいいコメントの少ないタイプだが、多摩川の実績もいい。内が取れる相手なら黙って1着で買える選手だ。
 展示タイムの信頼できる2番は桐本康臣。しかし、7月唐津でFを切っている。スタートが課題になりそう。3番が三角哲男、地元のエースである。このシリーズで正解を出せば、向こう一年間は多摩川がドル箱になる。必死のペラ・エンジン調整に取り組むだろう。
 4番は平尾崇典、記念でもしたたかなレース運びで活躍している。現在の実力はナンバーワン、強烈なハンドルで主役の座を奪うか。寺田千恵、清水攻二も信頼度は高い。寺田に軽量味方のレースアシだが、近況優出ラッシュの清水に勢いがある。
 古谷猛、新井敏司、桑原淳一、三宅爾士はA1級を狙った走り。快スタート連発で躍進する吉田俊彦、江夏満も候補の一角を占める。

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