多摩川競艇 第45回スポーツニッポン賞 優勝戦
9月11日 12レース
@桑原 啓(熊本)@08
A鎌田 義(兵庫)A13
B森永 淳(佐賀)B15
C松本 勝也(兵庫)C12
D水長 照雄(山口)D12
E三品 隆浩(東京)E12
枠なり3対3の進入。イン桑原がトップスタート、先マイに持ち込み逃げ態勢だった。握った森永は流れ、小差しの鎌田は1マーク出口でもたついていた。だが、カドから二番差しに入った松本がスルスル伸び2マーク手前で桑原の内に並びかけた。松本は2マーク先マイ、追いすがる桑原を振りきり多摩川4度目の優勝を奪った。
桑原は節イチのパワー、通算19度目の優出でイン戦とチャンス到来だった。インから渾身のスタート、1マーク回った時に勝ったと思った。だが、握った森永を気にした旋回だったか。ターン後のアシに勢いがなかった。それ以上に松本は冷静だった。エンジンはW準優から乗り易さが出てきていた。すぐ内の森永が握るのを見越したハンドル、無駄のないターンでバック伸び比べに持ち込んでいた。「いつでも呼んで下さい」と多摩川にラブコール、「センタープール(尼崎)よりも好きです」という水面である。