第44回総理大臣杯
多摩川競艇 3月22日 12レース
@池田 浩二(愛知)@08
A田中信一郎(大阪)A09
B笠原 亮(静岡)B10
C田村 隆信(徳島)C12
D重成 一人(香川)D08
E森永 淳(佐賀)E09
スタート展示同様、枠なり3対3の進入になった。朝から対岸からの南風が強く吹いていたが、意外にインがスタート張り込み持たせるシーン、やはりSGクラスの乗艇は違っているのか。
池田がトップスタートで先マイに持ち込んだ。「舟が浮いて誰かに差されたと思った」1マークだが、笠原の捲り差しは流れ、田中の差しを封じ、田村の差しも届いてなかった。
池田は三度目のSG制覇だが、「前の二回に比べると、年もとっているが、緊張もせず一日が終わった。エンジンが出てなくて『優勝しよう』という強い気持ちにならなかった。予選の唯の1レースの感じ、気楽にいったのが良かったのでしょう。初日のイン戦の方が緊張しましたよ」と。
エンジンは出てない。それでスタートもイマイチ。池田は優勝後のインタビューで「今日が一番良くなかった」と。勝てたのは@号艇のお陰。それも準優12Rで今垣が待機行動違反をとられたからである。ツキが幾つも重なり、そのチャンスを生かした。「スタート行って先に回る。それで差されたら仕方ない」と腹をくくって臨んだ優勝戦だった。03年にグラチャンを制したとき、「師匠(上島)には度胸を教わりました」といっていたが、準優・優勝は度胸満点のスタートを決め持ち味を発揮した。