秋本番、タイムアタックの季節
2006年10月17日

 多摩川競艇場では10月15日の開催から冬時間になった。1レースのスタート展示が10時45分、1レース発売開始は10時50分。最終12レース発売締め切りが16時05分である。最終レースが20分早くなったのだが仕事が少し遅くなると真っ暗、まだビールは飲めないのだから少し辛い。ただ、夕陽がきれいになる時期。是政の上流、健康センター付近のサイクリングロードには、カメラを構え夕陽と富士山を狙っている人が増えてくる。
 05年5月の新基準ペラから3周タイムは遅くなっている。多摩川のコースレコードは01年1月15日に今坂勝広が記録した1分42秒7、これは24レース場のなかでもトップである。しかし、05年5月以降は人身事故防止のためペラが厚くなりスピードは下降している。05年7月に大場敏が1分46秒5、06年1月に村田修次が1分46秒4、2月に柴田光が1分46秒3と小刻みに出しているが、他場のように44秒台はでていない。しかし、現在のエンジンならタイムが出る可能性はある。燃料の混合比が変わったことで、パワーが増している。3周回、握って回る選手が抜群機と組めばアッと驚く時計が出そうな雰囲気なのだ。
 新基準ペラの最高タイムは05年10月30日、蒲郡(ナイター)で村田修次が記録した1分44秒5。昼間のレースでは06年1月4日に住之江で田中信一郎が1分44秒8を叩き出している。気温の低下でタイムが出始めた。10月14日の宮島周年記念で原田幸哉が1分45秒4、16日の桐生周年記念では濱野谷憲吾が1分45秒9と新基準ペラでのレース場最高タイムを更新している。
 『高速水面』と言われている多摩川は広くて静かなプールだが、少し波があった方がターンはしやすいと言われている。今の季節の気温は20度〜23度、これが15度あたりに下がってくれば45秒台は出るはずだ。第1回WEB競艇TV杯の中村有裕、池田浩二、辻栄蔵は必死で乗っているがエンジン本体が平凡。現エンジンになった8月以降の最高タイムは9月17日に大場敏が出した1分46秒4、気候を考えればまだまだ速いタイムが望める。10月25日からのスポニチ賞に君島秀三、高沖健太がいる。そして11月3日からの神奈川新聞社賞には重野哲之が控えている。温水パイプがつくのは11月末の開催から、その前にタイムアタックだ。

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