温水パイプが装着された多摩川競艇は冬場、賞金王決定戦(場外発売)の前にあるのが12月11日〜16日の内外タイムス賞である。序盤の3日間は鳴門MB大賞との併売、賞金王・シリーズの為にも記念レーサーの走りを見ておきたい。
シリーズをリードするのは荘林幸輝、小野信樹、天野晶夫、石渡鉄兵、吉村正明、宇佐見淳。ベテラン荘林が名人戦制覇に向け気合を入れ直しているが、天野の復調も著しい。手堅さなら小野だが、吉村、宇佐見が成長、スタート・ターンスピードは多摩川向きか。地元で石渡、スタート・エンジン調整は心得ているなら意地でも優勝を狙っての登場だ。
穴党は前沢丈史、鈴木峻佑、森作雄大がターゲット。前沢にフルターン、鈴木がチルトを上げれば、森作も練習に通った成果を出しつつある。
展示タイムトップで3連対率が高いのは天野晶夫、後藤正宗、吉村正明、宇佐見淳だが、大谷直弘、長尾章平の3連対率もかなりの数字。エンジン相場に変化が起きる季節、ストレートが良ければ出足系統も上昇必至なら気配を重視したい。