7月24日〜29日は第13回ダブル優勝tvkカップである。男子は前本泰和が勢いに乗っている。一般戦で優出は当然のエンジン出し、3月大村、児島と優勝、期が変わった5月唐津で7戦パーフェクトの後6月丸亀、常滑、鳴門、7月津と5連続V、早々とV7にしている。インを奪ってマイペースの逃げ、23コースからでもパワー任せの攻めだ。多摩川は昨年12月に優勝、減音型は全く苦にしていない。9月のウエイキーカップ出場も決まっているが、記念斡旋が増える前にどこまで記録を伸ばすか注目される。
藤丸光一は昨年9月福岡周年優勝戦のFで今年前半は平場回りだったが、戸田GC決定戦からSG・GTロードに復帰しようとしている。スタートは控え気味の近況だが、エンジンを出すことにかけては指折りである。4月の多摩川は低調機に苦労も、そのノウハウを生かし快速ぶりを発揮するか。
小畑実成の整備力、ペラ調整はトップクラス。全盛時の鋭い攻めは少なくなったが、思い切りの良いハンドルは健在だ。減音型は久々の出走でも臨機応変なレースを披露か。
地元で張り切るのが三品隆浩、奥平拓也。奥平は6月児島でインからコンマ03のスタートを決め優勝、気合が入ってきた。柔軟なレース運びに定評は渡邊哲也、竹村祥司、共に水面相性は良い。関口智久に快スタート、三井所尊春、谷津幸宏、真庭明志もスピード比べは望むところか。
女子はSG・オーシャンカップ、女子リーグ戦もあってベテランの戦いになった。山川美由紀は徳山女子王座決定戦でポールポジションを奪ったが荒れ水面、チャンスを逃した。しかし、今年は2月大村、5月下関のオール女子戦でインから優勝している。多摩川では01年女子王座決定戦Vがあるが、50周年からウエイキーカップ3年連続出場が財産になっている。記念メンバーと戦うことで是政のペラ・機調整は女子戦のレベル以上、コース取りから積極的に動きピンラッシュを狙う。
谷川里江も相変わらず快速を誇示、徳山女子王座決定戦は優出した。今年の優勝は1月児島のオール女子戦だけだが、安定したレースぶりだ。予選はエンジンに頼った追い上げが多いが、準優、優勝戦で見せる早いスタートは特筆モノ。01年、04年女子王座決定戦優出の多摩川、狙いは優勝だけか。
多摩川の女子戦で実績を残しているのは鵜飼菜穂子、佐藤幸子、垣内清美、角ひとみ。佐藤はセンターからダッシュし強ツケマイ、垣内もダッシュ鋭く出てまくり差しのハンドル。角もセンターで持ち味、展開を読んだ割り差しは一品。ベテラン揃いなら鵜飼の貫禄に一目。インを占めれば早いスタートで先マイに持ち込む。渡辺千草が6月三国で優勝、デビュー以来77回目の優出で初優勝、続く平和島でも優出と元気だ。
展示タイムトップで3連対率が高いのは女子では山川美由紀、佐藤幸子。男子では小畑実成、前本泰和。人気に応えるレースを見せるか。