8月から使い始めた新エンジンは、ここまでの5開催で2節〜5節使われている。「大きいペラが回りそう。減音と思えないパワーがある」という選手がいる。4節目には「標準に近いペラを一枚持ってきた」という記念クラスの選手もいた。ペラの差は以前にも増して大きいが、エンジンの素性はそう変わらない。序盤から這うエンジンは早めの手術、高価な新品のクランクシャフト、シリンダーケースを交換している。11月になれば中古の部品が大量に注入される。そこでエンジン相場に大きな変化があるのだが、現時点でのアシを評価してみたい。
【狙えるエンジン】
11号機 吉田俊彦、高沖健太が共に準優勝。「全てのアシがいい」
15号機 寺本重宣、三品隆浩が優出。「行きアシがいい」
16号機 序盤の丸岡正典、長谷川充が優出。「特に伸びがいい」
17号機 最初の金澤一洋が伸び型、倉谷和信もトップ級の動き。
21号機 秋山直之が超抜で優勝。
22号機 宮嵜隆太郎が伸び抜群、森永淳で優出。
26号機 村田修次は「本体は中堅」も、鈴木峻佑が3度で5連対。
30号機 須藤隆雄、村上純と連続優出。「全体にいい」
32号機 齊藤仁が優出「ターン後抜群」。栗田浩明は「合えばいい」
38号機 山来和人、橋本年光は伸び型。松本勝也でバランスとれる。
41号機 桑原淳一、金子良昭が優出。二度の転覆でアシ落ちの心配。
42号機 上島久男が通算88本目のF。石渡鉄兵が優出。
47号機 新美進司はFもバランスとれ上位級の動き。
48号機 伊藤啓三、清水攻二、内田貴士と伸びが強い。
49号機 塚崎勝は伸び、古賀繁輝が優出、林貢は「伸び負けない」
52号機 吉永則雄が優出。堀江喜一郎も快速。木山和幸も「伸びいい」
53号機 作間章が9戦8勝の準完全V。岡村仁で転覆、F。
54号機 長田頼宗、長岡茂一は選抜回りも「バランスとれる」
58号機 高橋勲が「出足抜群」と優出。蜷川哲平は負傷帰郷。
64号機 金田諭が「出足も来た」と優出。井川真人はターン後抜群。
67号機 桐本康臣が優出、柳瀬展大も噴き、桑原啓が超抜。