西村勝が多摩川初優勝
2007年5月20日

多摩川競艇 第43回日刊スポーツ賞
5月20日 12レース優勝戦
@西村  勝(埼玉)@15
A石渡 鉄兵(千葉)A16
B作野  恒(愛知)C09
C長岡 茂一(東京)D10
D野添 貴裕(大阪)E07
E新良 一規(山口)B15
 スタート展示は1263/45。本番も新良が動き126/345の3対3になった。ダッシュ勢のスタートが良かったが、カド作野はまくりに行かない。イン西村が全速ターンで先マイに持ち込み優勝を奪った。握った新良は流れ気味、石渡が差しホームで新良を振り切り2着キープ。追い上げた野添が3着に浮上した。 
 西村は多摩川45・49・50周年と優出しているが、三度ともインで敗れている。「最近、インは苦手になっている」とも言っていたのだが、アシは見劣りしながら奪った優勝で多摩川が好きになりそうだ。
 そして、野添が多摩川6連続優出を果たした。減点7を跳ね返したが、優勝戦も道中で長岡、新良を抜いての3着である。かつて多摩川連続優出は常松拓支、一色肇が有名だったが、記念の配分がなければ大先輩の記録に挑戦出来そうだ。
 このシリーズで長岡は2勝、多摩川通算1着数を212勝にした。現在トップは佐藤勝(東京・引退)の213勝である。

ようやくインが優勝
2007年5月13日

マンスリーKYOTEI杯
多摩川競艇 5月13日 12レース優勝戦
@金子 龍介(兵庫)@14
A室田 泰史(福井)A14
B松本 勝也(兵庫)B20
C長溝 一生(佐賀)C24
D荘林 幸輝(熊本)D25
E玄馬  徹(岡山)E31
 枠なり3対3の進入になった。内二艇が好スタート、イン金子が先マイに持ち込んだ。スリットから伸びた松本だが、まくり差しのハンドルも届かない。バック中程で金子の優勝はほぼ決まり。遅れて室田、荘林がバック線内を伸びたが、松本が2マーク全速ターンで2着をキープした。室田、荘林は2マークもつれ、長溝が3着に浮上。
 エンジン差の激しかった四日間開催。西島義則、田中豪は最終日もアシはサッパリだった。現エンジンは残り7開催、下位クラスのエンジンはお蔵入りにして欲しいものだ。

優勝戦はイン敗退が続く
2007年5月10日

 温水パイプ除去を待っていたように気温が上昇してきた。「25度以上になると今の調整ではダメ。昼間のレースと最終レースでは調整がかなり変わる」と朝のピットはペラを片手に悩んでいる選手が多い。「朝練習は気温が低め、最終レースだけの選手は同じ気温かな」だが、最終レースに乗る選手は昼間との二回乗りだから、前半レースの気温に合わせておかなくてはいけないのだ。 
 最近は気温・湿度・気圧を計る計器が何台も並んでいる。これは選手の私物、こまめに自分の走った
レースの気象条件をメモしているのは若い選手に多い。次に来るときの対策もあれば、ペラグループに報告するためもある。以前は気温・水温・湿度だったが、ここ数年は気圧を気にする選手が多くなった。「今日は台風並だよ」とペラ・ギヤケースの調整を急ぎ始めるのだ。 
 多摩川は温水パイプ除去から3節消化している。ゴールデンウイークの多摩川さつき杯で上位級のエンジンが勢揃い、現エンジン最後の機相場が出来つつある。しかし、イン受難は相変わらず、一頃はインの2連対率が上昇しかけたのだが、ここに来て再び低い数字になっている。特に優勝戦で@号艇が惨敗、2月18日に都築正治が逃げたのを最後に7節連続してまくり、捲り差しの優勝が続いている。
 優勝戦でのインの連敗記録を古いノートから調べてみた。インが負け続けたのは昭和59年にかどまつ賞から8連敗がある。平成元年には2月から4月にかけ7連敗、8月から9月にかけても7連敗。元年10月から暮れの多摩川カップまで8連敗もある。そして、平成2年には5連敗、7連敗ときて9月から11月に10連敗している。
 もっと凄いのが平成3年で1月に桑原淳一の捲り差しから始まり7月の37周年記念、清水克一のまくりまでインは18連敗している。平成4年5月からは38周年の島川光男のカドまくりを含め8月の飯田加一の差しまでインは10連敗。平成5年にも2月から6月まで10連敗がある。このときは2月に松井繁が3コースでツケマイ、4月施設改善は服部幸男が大外からまくり差し、6月パールカップ(西武杯)は今垣光太郎がイン植木通彦を差し優勝している。平成6年11月から7年2月までに10連敗、平成8年1月から4月に11連敗があるが、その後は優勝戦に限ってはインは強くなってきた。
 「インがある程度強くなければ舟券が買えない」とも言う。しかし、南・南西の風が強くなる季節、湿度も高くなればインは起こしから立ち遅れることがあるし、ダッシュ勢はスリットから伸びていく。「日本一の静水面」は「日本一インの弱いプール」なのだ。

さつき杯は濱野谷がまくり差しV
2007年5月4日

多摩川競艇 5月4日
多摩川さつき杯 12レース優勝戦
@村田 修次(東京)@19
A鈴木  博(埼玉)A21
B山田 竜一(東京)B19
C佐々木康幸(静岡)C10
D濱野谷憲吾(東京)D10
E石川 真二(愛知)E08
 スタート展示は1234/56。本番は123/456の3対3になった。ダッシュ勢が快スタート、カドから佐々木がまくって出たが、イン村田が激しく抵抗した。空いた1マーク、濱野谷が御馳走様のまくり差しで突き抜けた。鈴木、石川、山田と差すが、2マーク村田はフルターンかけ2着。
 ドリームTRで始まった7日間シリーズ。濱野谷は最後にエンジンを仕上げていた。

第3回日本財団会長賞、名人戦優勝戦
2007年4月22日

4月22日
第3回日本財団会長賞 多摩川競艇 12レース
@井上 恵一(福岡)@01
A山本 寛久(岡山)B04
B柳沢  一(愛知)C11
C堤    昇(静岡)A07
D宮武 英司(香川)D12
E水上 浩充(石川)E13
 堤が前づけに動き142/356の進入になった。イン井上とカド受け山本が全速スタート。井上が握って回ったとこを、山本が間髪入れず捲り差しに入った。2マーク山本が先マイで優勝。堤はもつれたとこを捌いて2着に浮上。

4月22日
第8回競艇名人戦 大村競艇場 12レース
@荘林 幸輝(熊本・51歳)A18
A加藤 峻二(埼玉・65歳)B26
B大嶋 一也(愛知・49歳)@11
C山口 博司(長崎・48歳)C30
D原田 順一(福岡・57歳)D36
E小林 昌敏(山口・51歳)E24
 スタート展示は枠なり3対3。しかし、本番の大嶋はピット離れが違っていた。あっさりインを奪った。スローに312、ダッシュは456でスタート。 イン大嶋は迷わず伏せ込みコンマ11のトップスタート。ナカヘコミで大外から小林が握るが届かない。大嶋がバックで独走、2M全速の荘林が2着。

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