多摩川競艇のウェイキーカップは9月になった。下関、福岡に出場する選手は取れない。桐生・多摩川VS下関・福岡のドラフト、北九州対関東の駆け引きになるのだろう。近畿、東海、四国の選手の取り合い。近畿は松井、田中、太田、今垣、魚谷、中村、湯川、石野、東海に菊池、服部、坪井、原田、池田、重野、井口、佐々木、赤岩、横澤、四国では三嶌、烏野、濱村、重成、田村、森高、瀬尾が候補だが、あっと驚く新鋭を抜擢するかも知れない。女子選手では日高逸子、海野ゆかり、寺田千恵、横西奏恵、山川美由紀が欲しい。女子レーサーの多摩川での人気、実績は凄い。ただし、濱村美鹿子がA1級になっていないと女子選手の配分は消える可能性もある。
【07年度SG・GT開催日程】
07年4月
4/3-4/8 若 松 全日本覇者決定戦
4/10-4/15 びわこ びわこ大賞
4/17-4/22 大 村 競艇名人戦
5月
5/12-5/17 芦 屋 全日本王座決定戦
5/19-5/24 鳴 門 大渦大賞
5/29-6/3 住之江 笹川賞
6月
6/7-6/12 江戸川 江戸川大賞
6/7-6/12 蒲 郡 オールジャパン竹島特別
6/16-6/21 津 つつじ賞王座決定戦
6/16-6/21 丸 亀 京極賞
6/26ー7/1 戸 田 グランドチャンピオン決定戦
7月
7/5-7/10 浜名湖 浜名湖賞
7/5-7/10 住之江 ダイヤモンドカップ
7/14-7/19 徳 山 徳山クラウン争奪戦
7/14-7/19 三 国 モーターボート大賞
7/24-7/29 桐 生 オーシャンカップ
8月
8/2-8/7 大 村 競艇祭
8/19-8/24 びわこ 秩父宮妃記念杯
8/28-9/2 蒲 郡 モーターボート記念
9月
9/6-9/11 桐 生 赤城雷神杯
9/12-9/17 下 関 競帝王決定戦
9/19-9/24 多摩川 ウェイキーカップ
9/24-9/29 福 岡 福岡チャンピオンカップ
10月
10/3-10/8 平和島 全日本選手権
10/12-10/17 大 村 海の王者決定戦
10/18-10/23 宮 島 宮島チャンピオンカップ
10/23-10/28 住之江 高松宮記念特別競走
11月
11/1-11/6 戸 田 戸田グランプリ
11/1-11/6 芦 屋 モーターボート大賞
11/10-11/15 児 島 競艇キングカップ
11/10-11/15 江戸川 モーターボート大賞
11/20-11/25 浜名湖 競艇王チャレンジカップ
11/29-12/4 常 滑 ダイヤモンドカップ
11/29-12/04 尼 崎 モーターボート大賞
12月
12/8-12/13 鳴 門 モーターボート大賞
12/9-12/14 びわこ ダイヤモンドカップ
12/19-12/24 福 岡 賞金王シリーズ戦
12/21-12/24 賞金王決定戦
08年1月
1/12-1/17 尼 崎 近松賞
1/15-1/20 唐 津 全日本王者決定戦
1/22-1/27 丸 亀 新鋭王座決定戦
1/31-2/05 宮 島 中国地区選手権
2月
2/1-2/6 蒲 郡 東海地区選手権
2/2-2/7 尼 崎 近畿地区選手権
2/8-2/13 若 松 九州地区選手権
2/9-2/14 丸 亀 四国地区選手権
2/11-2/16 平和島 関東地区選手権
2/20-2/25 住之江 太閤賞
2/26-3/02 常 滑 マーメイドグランプリ
3月
3/4-3/9 津 女子王座決定戦
3/11-3/16 三 国 北陸艇王決戦
3/15-3/20 平和島 トーキョー・ベイ・カップ
3/25-3/30 児 島 総理大臣杯
【平成19年地区スター育成候補】
競艇場
桐 生 97期4362土屋 智則
戸 田 91期4201佐竹 友樹
江戸川 95期4318桑原 将光
平和島 95期4297山田 哲也
多摩川 93期4266長田 頼宗
浜名湖 91期4209藤田 竜弘
蒲 郡 91期4215吉島 祥之
常 滑 96期4337平本 真之
津 92期4227安達 裕樹
三 国 92期4223平井誉志郎
琵琶湖 92期4218吉川 喜嗣
住之江 98期4384鶴本 崇文
尼 崎 94期4295小坂 尚哉
鳴 門 齊藤優、片岡秀樹、村田友也で検討中
丸 亀 93期4260中越 博紀
児 島 91期4202浮田 圭浩
宮 島 93期4257古川 健
徳 山 92期4237大峯 豊
下 関 95期4324海野康志郎
若 松 90期4155長野壮志郎
芦 屋 94期4287今井 貴士
福 岡 94期4272大場 広孝
唐 津 92期4222山口 高志
大 村 93期4259真庭 明志
太字は初めての推薦。90期以降のA2級・B1級選手が対象になっている。
多摩川は平成17年に入澤友治(86期)を推薦、平成18年は梶野学志(89期)と純地元のBPクラブから選んだが、梶野がA1級になり長田頼宗(93期)を抜擢した。長田は唐津でフライング、今期はA2級ボーダー上にいる。休み明けの4月中旬から下旬の配分がどこになるかだが、4月28日からの「多摩川さつき杯」には登場するだろう。7日間開催が予定されているシリーズだが、序盤の3日間がA2級勝負になりそうだ。
第52回関東地区選手権
多摩川競艇場
2月8日 12R優勝戦
@中野 次郎(東 京)@06
A齊藤 仁(東 京)A08
B山崎 義明(埼 玉)B13
C金田 諭(埼 玉)C06
D平石 和男(埼 玉)D09
E高橋 勲(神奈川)E07
スタート展示は5対1の進入だったが、本番は枠なり4対2になった。金田が少しのぞくが、イン中野も全速スタートから伸び返した。誰もまくりに行けず、中野がインから全速ターンで逃げた。山崎は3コースからフルターン、大外から待って差しに入った高橋を振り切り2着キープ。齊藤は追い上げ高橋を抜いた。
※ヒーローインタビュー 4075中野次郎(86期)
スタートは全速、いいのが行けました。1マークもしっかり回れたし本当に良かったです。多摩川は一番練習に来ている水面です。水神祭もここだし、正月のかどまつ賞が良かったのでチャンスはあると思っていました。正月と同じペラ、道中で少し叩いたけど、主にペラ調整で済ませました。優勝戦は先に回れば大丈夫と自分に言い聞かせていました。
これからの目標は大きくSG優勝かな。後輩に「コメントが弱すぎる」とよく言われるんですよ。今年のSGはまだ二つしか権利が取れていないし、その前に普通のGTレースで優勝ですね。今年は強気に行こうと思っています。
1月28日 多摩川競艇12レース優勝戦
@亀本 勇樹(広島)@16
A森 秋光(岡山)A21
B鳥飼 眞(福岡)B13
C吉田 一郎(長崎)C09
D花田 和明(愛知)D06
E前野 竜一(山口)E08
3対3の進入。カド吉田を止め鳥飼が握るがまくれない。吉田の割り差しも届いてなかった。イン先マイの亀本を森が差したが、花田がスピード持って差しバック線最内を伸び切り2マーク先手取り優勝した。
ダブル準優制の五日間開催、低調機シリーズで波乱の続出だった。今村暢孝、鳥飼眞、森秋光が実力を存分に発揮できていなかった中で、花田は多摩川選抜は大外から捲り差し、優勝戦は5コースで差しと持ち味を発揮した。
大村の新鋭王座決定戦は石野貴之(大阪・90期)が2周1マークで大峯を抜き去った。戦い終わって「大峯君は初優勝がかかっている。2マークでもれるかなと思っていた」と。デビューは僅か一年の差でも、石野は04年新鋭王座決定戦、06年大村MB大賞のGTで優出、V5のキャリアがある。以前、父の美好が伸び型のエンジンを手にしたときに「内のチビに乗せたら面白いのに」と言っていたことがあるが、父を超える器に違いない記念初優勝だった。
優木まおみ杯
1月18日 多摩川競艇12R
@日高 逸子(福岡)@18
A毒島 誠(群馬)B17
B小林 茂幸(愛知)C12
C潮田 浩子(福井)D21
D松尾 宣邦(福岡)A18
E栢場 優子(栃木)E17
五日目の男子・女子代表決定戦の1着〜3着が優出。枠番は1着、2着、3着選手の公開抽選で決まった。毒島は「公開抽選では日高さんの声ばかりでしたね。毒島と呼んでくれる人はいなかった」と言っても悔しさは全くない表情。「お母さんより日高さんは若干若いです」と話していた。潮田、栢場は口を揃えて「岩崎さんが欠場したおかげで優出出来ました」と。日高は「スタート早い毒島君にまくられないように」と気合を入れ直していた。
スタート展示は125/346、内は早い進入になった。本番は毒島が松尾を入れカド受けの3コースにし152/346。スリット攻めたカド小林を毒島が止めた。ここで松尾が意表つく強ツケマイもバック流れた。あわてず差しに変えていた毒島が突き抜けて優勝。日高は立て直し2マークで松尾を捕らえた。
男子と女子のレベルの差が大きかったシリーズ。特に女子は岩崎芳美の欠場で上位クラスの層が薄くなった。試運転では女子選手が目立っていても、実際のレースではターンになってなかった。48名の配分でB2級が7選手、そして低調機シリーズでは下位戦は狙い目がなかった。開催時期、女子戦との兼ね合いを検討するのが次回の課題だろう。
第52回関東地区選手権は多摩川競艇場で2月3日(土)〜8日(木)の6日間開催。ドリーム戦のファン投票が締め切られ、初日12レース、二日目12レースのドリームメンバーが発表された。
2月3日初日12R ウェイキードリーム戦
@濱野谷憲吾(東京)1400票
A江口 晃生(群馬) 980票
B平石 和男(埼玉) 879票
C石渡 鉄兵(千葉) 818票
D村田 修次(東京) 752票
E西村 勝(埼玉) 675票
濱野谷は順当にファン投票1位。初日のイン戦は嫌だが、それにも慣れている。しっかりインからスタート決め全速逃げを打つ。江口は群馬ダービーでイン山崎を差して優勝した。中盤からの仕上げはさすが、ここも早差しに絞る。平石はツケマイ気味に、石渡がカドからフルダッシュ。村田はスタートに集中して捲り差しのハンドルか。問題は西村、思い切った前づけを見せるかも知れない。
2月4日二日目12R 是政ドリーム戦
@中野 次郎(東京)1066票
A矢後 剛(東京) 998票
B秋山 直之(群馬) 853票
C中澤 和志(宮城) 840票
D作間 章(千葉) 750票
E三角 哲男(千葉) 729票
中野はかどまつ賞の快走で票数を伸ばした。とにかく優勝戦が素晴らしかった。今年は更に飛躍の期待がかかる。自信を持ってイン戦だろう。矢後に投票した半数以上はチルト3度の期待を持ってのものか。阿波勝哉、杉山貴博がブームを巻き起こしている水面、その気になっているかも。秋山のターンスピードも凄い。スタートがネックと言われても、暮れの多摩川はそれなりに突っ込んでいた。中澤に豪快なまくり。作間は中澤を利用しての捲り差しか。三角が強烈なダッシュ、似合うのはまくりだが、大外なら差しに的を絞りバック最内をつくか。