準優2個レース制の得点日、雨が降ったり風が強くなったりの水面、スタートもバラバラになった。得点ボーダーは上がり6.57で上位着位数の争い、結局乙津が次点になった。乙津は「祖母が是政の出身」で多摩川は思い入れの強い水面、こうなったら五日目しっかり走り最終日の選抜に乗るのが目標だ。
7月3日 準優11レース
@冨田 秀幸(愛知)
A井川 真人(岡山)
B松浦 努(岡山)
C松野 京吾(山口)
D豊田 聡(徳島)
E占部 彰二(福岡)
松野、占部がコース取りで動くのか。だが、冨田の仕上がりは群を抜いている。怖いのはフルダッシュの松浦、エンジン噴く豊田かも。そして、井川のレースアシも軽快。
7月3日 準優12レース
@荒井 輝年(岡山)
A出畑 孝典(福岡)
B中野 和裕(佐賀)
C佐藤 勝生(広島)
D後藤 陽介(愛知)
E佐竹 恒彦(滋賀)
荒井はさすがの整備、調整はばっちり合ってきた。度胸満点のスタート、インから主導権を取るだろう。後藤の行きアシがいい。強引に絞って出れば、佐竹にもチャンスが出てくるかも知れない。
7月に入った。雨が降ったり止んだり。湿度が異常に高い気がする。ピットに入ると前沢、庄司の97期コンビが仲良く話している。グループの先輩のこと、ゲーム、ゴルフ、遊びのこと、果ては「家に毎月幾ら入れているの」と。庄司は「練習用にアパートを借りて、それが7万円。携帯代、高速代、飲み代」と数えていくと、「絶対フライングできない」と。「早くA級になりたい。菊地さんはすぐA1級だったそうですね」と。「重量調整はいつからですか」と聞かれ「昭和63年」と答えると、庄司が前沢に「今の時代でよかったね。45sが何人もいてはアシが違いすぎるよ」と。そして「52sですね。これ以下ならエンジンの出方が違います」と。デビューして半年がすぎた二人、会話は少しプロらしくなってきた。
明日は得点日。印しが難しかった。穴党の狙い目が一杯あるような気がする。ナイターの蒲郡周年はインから買って置けば当る(ただし安い)感じだが、多摩川のイン勝ちはめったになく初日、二日目が各2本、三日目は3本だった。雨の後はイン有利の多摩川だが、こう湿気があってはスロー起こしは不安定になるだろう。
本場のレースが終わりスタンドは寂しくなっている。ビールの売れ行きが良くないのか、記者席の下にまで売りに来ている。明日は日曜日、もう少し賑やかな夜になって欲しいと思う。
昨日、能見稔選手のブログで「徳山が開催の危機」と書いてあった。今日はオフィシャルで「徳山は7月6日から11日の開催中止」と。能見選手の報告では「迂回道路建設には2週間、道路復旧には1ヶ月」となっている。競艇場と宿舎を結ぶ道路がなくなっているそうだ。現在、生活道路を絶たれた住民のために競艇場が船の発着場、臨時駐車場になっているらしい。レース場の水門を開け、船を走らせているそうだ。7月16日からは徳山53周年記念が予定されているが開催は微妙かもしれない。
昨夜は蒲郡ナイターの仕事。家に帰ると上里農園から「スイートピー」の種が届いていた。淡路島でスイートピーを栽培しているのが元選手の上里秀則さん、引退して6年ほど経つが、ブログで「スイートピーの種売ります」と書いてあったのでメールを送ると早速届けてくれた。さすがスイートピー専業農家、えらく詳しい栽培方法を書いた紙が入っている。
多摩川のJLCカップは二日目。初日がスタート早すぎたためか、今日は控え気味だった。庄司孝輔(97期・静岡)、若林将(96期・東京)、前沢丈史(97期・東京)と若者が見せてくれた。準優2個レース制で波乱ムードがたっぷり、穴党の出番が多そうな中盤戦だ。
朝練習のピット、温度計に目をやると29,9度である。暑いわけだ。レースが始まるとあっという間に31度に上昇していた。蒲郡周年記念(ナイター)との併売の6日間、夜に備えてビアガーデンの設営が始まっている。工場直送、歩いても20分程度のところにサントリー武蔵野工場、モルツの生を造っている。贅沢をいえば昔のモルツの方が好きだったが、ストライクゾーンに入るビールだ(飲めれば何でもいいんだろうと言われそうだが)。しかし仕事中、ナイターの原稿・校正もあるから11時過ぎにならないと飲めないだろう。
レースは白熱、エンジンが出ないものだから、早いスタートが飛び出している。前検日に東京の中堅選手が「フライングはエンジンが出てないときの方が多いですよ」と言っていたが、今節は気温の上昇と湿度の高さにねを上げてのフライングが怖い。
しかし、気温が上昇するとエンジン差もハッキリ出てくる。抜群機はそれなりの動き、行きアシ、ターンアシがスムーズだ。ここ数節低調でも、素性のよかったエンジンが息を吹き返している。ウェイキーカップの下調べ、今節の動きは要チェックだ。
第7回JLCカップ、準優2レース制が採用されている。明日からJLCで解説?予想を担当しているS君がやってきた。今は愛知県在住、昔は大阪、京都の専門紙に在籍していたこともある。久しぶりに顔を合わせ「若いですね」と社交辞令を受けたが、昭和の時代にミナミで飲んだ頃に比べればガタが来ている。
相変わらず暑く、湿度も高い。エンジン調整が一番難しい季節だ。現エンジンは7月一杯、残り僅かだが、今節もワースト級のエンジンが出てきた。整備も意地になって出してきているのだろうが、引いた選手はたまったものじゃない。6日制といっても4日間の予選でベスト12に入らなくてはいけないのだ。
6月29日 12レース 多摩川選抜戦
@乙津 康志(神奈川)
A荒井 輝年(岡山)
B星野 太郎(三重)
C松野 京吾(山口)
D出畑 高典(福岡)
E佐藤 勝生(広島)
乗れているのは星野、荒井、松野。エンジンの機歴は星野が断然。しかし、荒井の気配はいい。松野も必ず出してくる。乙津はペラに自信。出畑は多摩川イマイチもパワーが戻りつつあるエンジン、使い始め頃はエース機候補だった。佐藤は勝率順では56番目のエンジン、厳しいかも。