昨日、一昨日と忙しすぎた。内勤で疲れ果てブログは休止。グラチャンは坪井康晴が優勝した。地元のSGでイン、それもSG初優出で神業のスタートを決めた。1マークのターンは失敗していたが、まくり差しに入ったように見えた山崎智也は先端が厚くなった新基準ペラのためひき波を越えるパワーがなかった。
二日間、内勤で唐津の新聞を作っていた。インが強くて選手がイメージ通りの走りをしてくれない。今年の唐津優勝戦を調べてみるとイン逃げか2コース差しがほとんどだった。17節でまくり、ツケマイの優勝が一度もない。得点率1位→準優1着か得点率2位→準優1着しか優勝は出来ないようだ。
蒸している東京、選手のブログをのぞいてみると澤大介(三重)は多摩川を走った後、沖縄でビールばかり飲んでいるようだ。桐本康臣(三重)も沖縄上陸、桐本と同期の山本隆幸(兵庫)も沖縄にいるとか。梅雨が明けた沖縄で生ビール、おーい太るなよ!とメールするかな。しかし、ブルーの鮮やかな写真が毎日続いていてうらやましい。
締め切りが迫っている「競艇よもやま話VOL、42」をやっつけた。朝から打ち続けていた。資料は揃っているからやる気だけなのだが、柄にもなく微妙な表現に気を使ってしまう。今回の続きは後数年かかるだろう。まあ、そのつもりで書き始めたネタである。一度に長い文章を書くと、意外と読み切れないものだ。本ならいいが、ホームページはほどほどにすることにした。
GC決定戦場外の多摩川競艇場だが、今日はファンクラブ会員限定のペアボート試乗会があった。村田修次が来るということで、いつもよりも申込みが多かったようだ。村田以外は4000番台の若い選手、12時から2時まで水面を走り続けた。会員限定の時は三艇でコース取りから模擬レース、見ているとスピードはないのだが、乗るとかなりの体感速度である。
グラチャンの準優は10レースが大荒れ。11、12レースは人気サイドで決まった。
GC決定戦 優勝戦
@坪井 康晴(静岡)SG初優出。地元でいきなりの戴冠は。
A辻 栄蔵(広島)SG優勝2回。リズムは最高潮だ。
B森 竜也(三重)SG初優出。浜名湖との相性はいい。
C山崎 智也(群馬)SG優勝4回。キャリアを感じさせた準優だった。
D烏野 賢太(徳島)SG優勝2回。レースの駆け引きは一品。
E向所 浩二(兵庫)SG優出2度目。兵庫支部に悲願のタイトルは。
インは坪井だろう。だが、難解なメンバーになった。山崎がカド、まくり差しになるのか。辻はまくる気持ちでスリット攻め差し、森にツケマイがある。烏野はスピード持った割り差し。向所もバック線内をつきたい。
短期決戦の最終日、GC決定戦との併売だが、開門前に並んでいる人は少ない気がする。早朝のサッカーで客足が鈍っているのか。確かに寝不足で眠い。久しぶりに4時間しか寝ていないのだ。
N社のK記者が今日で退社する。記者生活17年、多摩川担当はサリン事件の直後からだった。高校生の頃に厩務員見習をしていたからか、競艇よりも競馬を買う金額の方が多かったが、女子選手が配分になると財布の紐が緩くなるタイプだった。「ギャンブル業界からは決別します」と宣言している。
優勝戦である。@平田忠則、A大場敏、B沖口幸栄、C田中豪、D堤昇、E林貢。スタート展示は1234/56。これなら本番は123/456だろうと思った。しかし、ピット離れで大場が平田を置いていった。そして、堤もスローに艇を向けている。2135/46になった。
スリットはイン大場が07でも、スリット後は平田(コンマ09)、田中(コンマ11)が伸びて行く。平田が強引にまくった。田中はまくり差しに入ろうとしたが流れてしまった。ここで平田の優勝は8割方決まった。後は2着争い。差しの沖口、林、堤が2マークに殺到、そこに大場が突進をかけた。堤がフルターンで2着態勢も2周1マークの沖口が凄い切り返しを見せた。不発に終わることの方が多いのだが、エンジンの力がモノをいった。突っ込んでグイとバック線に艇が向いていた。沖口の乗った33号機をウエイキーカップで誰が手にするかだ。
ピットに入ると地元の選手、そしてピット担当時代によく話したベテランが「久しぶり」とやってくる。林貢は同世代、話題は引退した岡山の強豪たちの近況になってしまう。「武田章さんは釣りとゴルフ。選手会のゴルフには何人もOBがきましたよ」と。そして「僕より古い人は70人になりましたよ。60歳までやりたいが、ターンスピードが問題」と。話題は古豪のレース振りだが、「加藤峻二さんは凄い。本当に乗るのが好きなんでしょうね。僕なんか時に嫌になることもあるのに」と言って、「加藤さんより先には引退しません」と約束。
田中豪と中野次郎がボートを並べて話している。顔を見るなり田中が「二人で勝負駆けですよ」と言うから、「今日の見出しは『中野、田中勝負駆け』だよ」と言ってしまう。「まあ、最近の優勝戦はインが強くないし」と記者が言うと、「とにかく乗らなきゃ優勝のチャンスはありませんからね」と。田中は「来月はウエイキーカップしか配分が入ってない」と。すると中野が「それならダービー勝率は大丈夫じゃないですか」と話題はダービー・SG出場権利。「そういえば大場さんの気合が凄い。やはりダービー出場を狙っていますね」となる。
中野はターンしてからのアシが弱い、差したはずがズルズル後退、優出はならなかった。田中もまくり差しが入ったはずだが、そこから流れた。林が「ペラが厚くなって、ひき波に弱くなった。平田のように全速、全速が多摩川に合っている」と言う通りだ。
6月23日 12レース優勝戦
@平田 忠則(福岡)
A大場 敏(静岡)
B沖口 幸栄(京都)
C田中 豪(東京)
D堤 昇(静岡)
E林 貢(岡山)
昔の林なら前づけだったが今は無理をしないだろう。枠なり3対3か。イン平田VSカドまくり田中、差しの大場だろう。しかし、沖口のパワーは半端じゃない。穴党はここからかも。
「東名は雨、ようやく浜名湖です」と遊びに出かけた知り合いからメールが飛び込んでくる。返信は「浜名湖に行ったのは88年MB記念、松寛の優勝が最後。でも花博には行ったよ」と。あの時、出張についてきたSさん、Aさんは10年以上前に鬼籍に入っている。初めて行ったのは81年村上一行のダービー、評論家の開さんが一緒だった。その後が84年今村豊の笹川賞、予選で中村男也がFを切った。
グラチャンは堅いか大荒れ、多摩川も強い選手がまとめているが、湿度が高いせいか初日とはアシが違っている。明日は得点日、上位にはそれなりの名前が並んでいるが、優勝戦@号艇は平田忠則、吉岡政浩、大場敏の争いになるのか。
ダービー勝率も気にしなくてはいけない季節。田中豪、平田忠則はラストスパート、大場敏にもチャンスが残されている。堤昇も希望はある位置、残り一ヶ月と少しが勝負だ。
得点順位
@平田 忠則 39 4
A吉岡 政浩 38 4
A大場 敏 38 4
C中野 次郎 34 4
D沖口 幸栄 33 4
D田中 豪 33 4
F堤 昇 31 4
G古賀 宗勝 23 3
H村田 友也 22 3