メンバーが出て印しを付け、原稿を書いているとメールの音。開けてみると、「グラチャンのドリームは『研究』の冠ですね。びっくりしちゃった」と浜名湖に出かけている友人から。「ボートレース研究 ネットプリント発売記念」だったのです。
浜名湖の前に多摩川のBP市原選抜戦。田中豪、大場敏の進入は深くなった。カド受けから平田忠則がまくり差し、田中は2マーク差し返しを狙ったが入れなかった。しかし、記念クラスはエンジンを仕上げるのが早い。二日目からは堅い、堅い、堅いで、下位戦が大荒れになるのかも。
GC決定戦のドリーム戦は、評判の良かった辻栄蔵がまくり差し。しかし、山崎智也がバック線鋭く伸び2マークで決めた。菊地孝平は道中全速ターン、仲口博崇を競り落としたアシは魅力だ。
06年後期ファン手帳配布は6月29日から。定年退職した元競艇記者始め、何人かに頼まれている。でも、数があるから少し遅れても心配ない。ウエイキープラザにいけば、06年前期のが今もあるくらいだから。
久しぶりの多摩川開催。会社(国立市)から自転車をこぎ始めると谷保天満宮下で田植えが始まっている。この光景を見るのは何年目だろう。自転車でレース場を往復し始めて10年くらい経つのかも。最少は中性脂肪が急激に減った。三年目くらいでベルトを5p以上切った。しかし、年である。昨夜テレビを観る姿勢が悪かったようで首が痛い。
現エンジンは今節を含め4開催である。「幾らなんでも、もうお蔵入りのエンジンがあるでしょうね」と言うと、「いや、まだワースト機を出してくるよ」と関係者の某氏。12時20分にエンジン・ボートの抽選発表があった。やはりワースト級のエンジンが何基も出てきた。短期決戦、選手は我慢して乗るだろう。しかし、ファンは舟券を買う意欲・材料が減少する。
今節はBP市原開設5周年記念、四市開催である。優勝賞金は120万円、2着以下もいつもより増額されている。四日間開催で破格の賞金だが、選手は意外と知らないものである。気がつくのは三日目か最終日、整備することがなくなって出走表をながめていて「あれっ」と思うようだ。
GC決定戦との併売だが、初日12レースのBP市原選抜戦は豪華な顔ぶれになった。
@田中 豪(東京)
A大場 敏(静岡)
B平田 忠則(福岡)
C橋本 久和(群馬)
D堤 昇(静岡)
E中野 次郎(東京)
田中、中野に追配の堤は52周年にも斡旋されている。エンジン、ペラ調整を掴んでおきたいシリーズだ。
2007年1月からSG競走の優先出場枠が最大8選手になる。@前年度当該競走覇者、A賞金王決定戦「優勝戦出場者」、B「直前の」SG競走覇者である。
4月頃にその概要が流れ、憶測が飛び交ったが、「決定戦出場の12名が翌年のSGに優先は多すぎるし、顔ぶれがいつも一緒になるのでは」という声はあった。今でもSGとGTのレベルが大差ない。エンジン次第、ペラが選手を変えてしまっている面がある。各SGの特色を出す必要があるし、最大20名も優先出場ではA1級でも大半の選手が「SGは諦め。記念は地元だけでいい」とサラリーマン化するのだ。
場外発売が増え、ファンの目も肥えている。女子リーグ戦が減り、オール女子戦が盛んになっているのはその一例かもしれない。長く競艇場に通うファンは、偶然の勝ちよりも自分の推理を楽しんでいるのである。負けたくはないが、納得のいく負けなら再度来るのである。
MB大賞は競輪の「ふるさとダービー」を真似た、売上げの少ないレース場救済GTの色合いが濃かった。同じGTでも競合開催に周年記念があるとメンバーはかなり落ちる。そこにトライアルを設けて、出来れば新鋭の登竜門にしようとしている。MB大賞をファンの興味をそそるメンバー構成にしようとしているのだ。
MB大賞の開催地で一ヶ月から一ヶ月半前にGVトライアル競走が行われ、優勝戦の1着から3着がMB大賞に追加配分されるのである。B1級でもOK、地区スター候補の出番だろう。19年度のMB大賞は江戸川、三国、尼崎、鳴門、芦屋と発表されている。江戸川なら波乗り巧者が、本当に江戸川を走るB1級選手が記念に登場出来るのだ。三人の刺客、SG常連もうかうか出来なくなるかもしれない。
朝会社でいると、「今日の午後にSG開催地が発表されるらしい」という情報が入ってきた。
平成19年度SG開催地
第34回笹川賞 住之江(5月29日〜6月3日) 15年ぶり16回目
第17回GC決定戦 戸田(6月26日〜7月1日) 初開催
第12回OCカップ 桐生(7月24日〜29日) 2年ぶり2回目
第53回MB記念 蒲郡(8月28日〜9月2日) 3年ぶり5回目
第54回ダービー 平和島(10月3日〜8日) 5年ぶり8回目
第10回チャレンジ 浜名湖(11月20日〜25日) 初開催
第22回賞金王 福岡(12月19日〜24日) 初開催
第43回総理杯 児島(H20年3月25日〜30日) 9年ぶり3回目
何が驚いたかって。賞金王決定戦が福岡だ。しかし、かなり以前から九州の記者が「福岡で賞金王をやるみたいですよ」という噂はあった。
笹川賞の住之江が15年ぶり。そんなにやってなかったんだ。住之江開催の頃は毎年行っていたから、年月の経つのは早いものだ。
名人戦が大村、新鋭王座は丸亀、女子王座は津。企画レースの大村が何をやってくれるのか。ちよっと楽しみだ。
雨が降ってくるのは時間の問題、休日である。図書館に行こうと思ったが、カレンダーを見るとしばらく休みになっている。とりあえず原稿を一本やっつけてメール。自転車で買い物にでかけた。メゴチ、ブツ、山芋、豆腐と買って夜の準備はOK。本を読みながら江戸川最終日のレースをちらちらチェック。熊谷の根性、気合が入っていた。準優はコンマ01だったが、全てに充実していたようだ。ナイターの若松は辻が松井、上瀧に競り勝つ結果。辻の執念深さ、勝負に対する粘り勝ちか。ゴールまで諦めない走りが彼の持ち味である。
ニュースでは沖縄の雨が凄いらしい。三重の澤選手が沖縄で今月一杯休養していると言う。ビーチでビールとはいかないだろう。鹿児島、山口でも雨の被害が出ている。梅雨本番だ。