さあ準優
2006年6月4日

 多摩川は準優2個レース制。植木通彦は苦しみながら乗ってきた。リングを換えたが、大きな部品は換わっていない。明日、大整備があるかも分からない。都築正治が「どうせ本当のことを書かないのだから」と取材拒否に近い発言、ピットの記者たちともめたと報告された。競走会に話すと、「調整します」と返答。「エンジンは抜群。どうせ本当のことは書かないのだから、そう書いてくれていい」と言っていたのが、「エンジンは出ていない。展開にも恵まれ、ツキもあった。一生懸命走って準優に乗れた」に変更になった。選手と記者、昔から問題は多い。信頼関係があって、初めて本音でインタビューが取れるのだが、記者の立場から言わせてもらえば、ハナから険悪なムードになる選手が何人かいるのも確かだ。
 準優11レース
@作間   章(千葉)
A山田 竜一(東京)
B都築 正治(愛知)
C細田 昌弘(埼玉)
D長谷 川充(群馬)
E阿波勝哉(東京)
 作間は細田をインに入れて叩くだろう。山田がまくり差し。阿波、長谷川は出るエンジン、ダッシュ効かせてどう攻めるか。
準優12レース
@須藤 博倫(埼玉)
A植木 通彦(福岡)
B秋田健太郎(埼玉)
C池本 輝明(広島)
D西山 昇一(愛知)
E近藤 棯也(徳島)
 須藤がイン戦。植木は差し。秋田に快スタート。池本、近藤の旋回も巧い。西山は前づけに動くかも知れない。

明日は得点日
2006年6月3日

 曇り空、今にも雨が降りそうな天気だ。予報は「ところにより一時雨」らしいが、今日は桐生ナイターの仕事もある。帰りのバスがなくなりそうなので、自転車は立川駅の駐輪場においた。電車、バスで多摩川入りである。
 植木は「勝ってください」という番組で1着、とりあえず得点率3位につけた。問題は四日目、二度ともエンジンメンバーが揃っている。そこで大敗をするようだと準優で3着に入るのが厳しいような気がする。
得点率は1位作間章、2位須藤博倫、3位植木通彦、4位都築正治、5位秋田健太郎、6位山田竜一、7位近藤稔也、8位細田昌弘、9位池本輝明、10位星栄爾、11位西山昇一、12位木山誠一。以下は藤井徹、長谷川充、柴田明宏、上條信一、土屋智則、古結宏。阿波は4走、20点、二回乗りで勝負態勢だ。
 ナイター発売の明かりが目立ってきた。土曜日、いつもより残っているファンが多いようだ。津周年の原稿は終わったが、これから会社に帰って桐生の仕事が待っている。場内では「産地直送のビール」を販売しているが、ビールは11時過ぎまでお預けだ。

多摩川は作間が快調
2006年6月2日

 MB記念出場選手が発表されている。東京3場の推薦選手は村田修次、齊藤仁、飯山泰。多摩川は村田か田中豪、今回は村田になった。齊藤は今節の前検日に多摩川で練習していた。「珍しいね」と声をかけると「そんなことないです」と相変わらずニコニコ応えていた。MB記念は今や新鋭リーグを卒業した若手がSGに挑戦する登竜門、与えられたチャンスを生かして欲しい。
 多摩川競艇は二日目。準優2個レース制で、ベスト12に残らなければ意味がない。植木通彦は初日散々、二日目は番組が少し軽くなり1・2着。二段まくりと差しだった。三日目は更に相手が軽くなって「絶対準優に乗ってください」という番組の応援が聞こえるようだ。
 エンジンの仕上がりは作間章が断然。山田竜一も調整が合ったか上向いた。阿波勝哉はチルトを1度に下げペラ交換、機歴のレースアシが出てきた。秋田健太郎は早いスリット、笹川賞の自信が大きいが、SGに出場した自覚がレースに現れている。
 初日ドリームを勝った都築正治の勝利者インタビューは不評、関係者も「何だあいつは。嫁は元東京支部のI・Sだろ」と。今日の須藤博倫は盛り上がった。「今年はウェイキーカップには来れませんが」と集まったファンに挨拶していた。

植木は重症
2006年6月1日

 植木通彦が44着に沈んだ。エンジンはよくないが、何とかするのではと思っていた。しかし、9レースは3コースに入り、4コースの近藤を張って流れた。追い上げも効かない。12レース多摩川選抜はイン。だが、一番人気に支持されたのはB号艇の作間章だった。まくりの好きな是政っ子、あっさり植木を見切っていた。まくられて4着、行きアシから弱い。大ベテラン立山一馬は連日の大整備、大きな部品を換えまくっている。植木が整備に言えばブロックでもシャフトでも出してくれそうに思えるが。
 本場が終わった後は桐生ダイヤモンドカップの場外発売が行われている。いつもは暗くなる記者席の周囲も明るい。ひたすらパソコンを叩いている音に、締め切り5分前の曲が割り込んでいる。津周年のドリーム戦はイン濱野谷憲吾が1着。松井繁が帰郷で二日目はメンバー変更になっている。
 気温が上昇、湿気もある。エンジン調整は難しい季節だ。「植木はいつ帰るの」という声も聞こえるが、立て直して準優、優勝戦と◎をつけさせて欲しい。

一般戦に植木が登場
2006年5月31日

 6日間シリーズ、日本モーターボート選手会会長賞である。野中和夫選手会長が最終日にトークショー、サイン会をやる予定だ。話は巧い、引き込まれてしまうだろう。
 さて、前検である。11時過ぎにピットの記者席に向かうと植木通彦が「プラグありますか」と隣の管理室に来た。そこにやってきたのが淺香登。「えらい奴がおるな」とさすが先輩、貫禄で話し掛ける。すると植木も「いつ見ても淺香さんは若いですね。ヒゲに白いのが混じっていますけど」と。すると淺香は「皆に20年前と変わってない言われるんじゃ」と若さを自慢。記者は「頭が大分薄くなりましたけど」という言葉を飲み込んだ。大ベテランが楽しんでいる、記念を闊歩した頃の目つきとは違って、好々爺の雰囲気がした。
 現エンジンは7月一杯、さすがに上位クラスが揃って出ている。しかし、前検の動きはばらつきがある。植木のエンジンは並よりも下、どこまで直せるか。だが、抜群機でもペラ、調整でアシは大きく変わる。おまけに汗ばむ陽気だ。植木に土をつけるのは誰なのか。阿波もいれば、作間、山田竜一と地元が気合。須藤博倫、正木聖賢も虎視眈々。機力から古結、國崎にもチャンスはある。波乱含みのシリーズだ。

戸田競艇記者便りはこちら

江戸川競艇記者便りはこちら

平和島競艇記者便りはこちら


RSS

Powered by
teeter totter Ver.2.17-C