11月27日〜12月２日はＧ�Vリップルカップ、女子リーグ第13戦である。田口節子は２月多摩川、３月津、６月唐津、７月平和島、８月桐生と優勝している。序盤エンジン調整に苦労しても、強烈なスタートと鋭いハンドルで準優を突破、優勝戦の集中力は凄い。多摩川は56周年で２勝、今年４度目の水面なら機調整、スタートはお任せ、ピンラッシュで突っ走るか。
　魚谷香織がチャレンジカップ参戦で取り消しになった。田口の相手は売り出し凄い鎌倉涼。初出場の下関女子王座で優出、夏場から準優敗退が増えているが多摩川は水神祭の水面と相性はいい。初優勝目指し快スタートを連発するか。佐々木裕美、金田幸子もスリット果敢。佐々木が強引にまくって出れば、金田のまくり差しも素早い。土屋千明が初優勝に接近中、度胸満点の攻めだ。
　　

　11月11日から14日は第33回関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯、　戸田周年と江戸川ＭＢ大賞に挟まれた四日間の短期決戦である。
　長岡茂一、村田修次は純地元プール。今年乗れているのは長岡、１月住之江、３月若松、５月下関、８月鳴門と優勝を重ねている。多摩川では８年間優勝に縁がないが通算Ｖ14、通算１着本数は歴代１位、エンジンは出せるなら久々に強いモイチを見せるか。村田は長岡が優勝できなくなってから多摩川でＶ７、ウェイキーカップ（53周年）を制している。だが、今年は６回の多摩川斡旋で優出１回のみ、エンジンが出ない。『今度こそ�ﾈ』である。スタート張り込みアピールか。
　中嶋誠一郎は多摩川連続優出中、前回（10年１月）はインからコンマ04のスタートを決め優勝している。積極果敢に攻め込むか。角浜修が巻き返しに気合、後藤正宗には強烈なスタートがある。佐竹友樹が地力を付けてきたが、森定晃史にシャープな旋回、藤岡俊介もパワーアップ。菊池峰晴、君島秀三、丹下健にも大駆けの魅力がある。
　

　10月31日から11月４日は第５回マンスリーＫＹＯＴＥＩ杯、五日間開催の得点制で行われる。断然の主役は今垣光太郎。７月ウェイキーカップでフライングを切ったが、今年は３月びわこ秩父宮妃記念（Ｇ�U）、４月大村58周年記念で優勝、丸亀オーシャンカップ、蒲郡ＭＢ記念で優出している。チャレンジカップ・賞金王決定戦は当確だが、スピード満点のレース運びでピンラッシュを見せそうだ。
　多摩川得意は藤丸光一、花田和明。藤丸は当地54周年覇者、近況も好リズムだ。花田は04年７月、07年１月、09年６月に優勝のプール、度胸満点のスタートが売り物だ。本橋克洋、萩原篤に思い切りのいいスタート攻勢、長谷川充もスピードある。作野恒が安定、松井賢治も気合を入れ直すか。

　10月23日から27日は第46回デイリースポーツ賞、五日間の得点制である。
　江口晃生は昨年から桐生ダービーに出場すること、そして優勝を目標に体調を整え努力を積み重ねてきた。ＳＧの後の一般戦、体重は増えているだろうが気合持続、ペラ・エンジン調整には自信を持っている。積極的なコース取りからビシバシ攻めのレースだ。
　森竜也がコンスタントに優出を重ね�O級勝率をキープしている。イン戦は的確、思い切りのいい強ツケマイもある。星野太郎はスピード満点のまくり差しが身上。昨年１月当地はＷ準優で敗退、今度こその気持ちか。池本輝明は７月ウェイキーカップで準優に乗っている。水面相性はいい方、目下Ｖ３と勢いもある。
　荒井輝年も多摩川はエンジンを出す。イン〜カドでシャープなハンドルか。　小野勇作は昨年５月当地の準優勝でペラ、走りに自信。吉田隆義に地力、村越篤が近況昇り調子だが、濱田隆浩、新田智彰、濱崎誠の大阪勢にも警戒。地元プールで山来和人、森弘行、雨宮昌一、芦澤望も気合。

第25回関東ボートレース専門紙記者クラブ杯は10月８日〜13日の６日間開催、Ｗ準優制で行われる。
　シリーズをリードするのは原田幸哉。昨年は10月ダービーでＦの後12月江戸川ＤＣ、賞金王決定戦で連続フライング、今年序盤は４ヶ月休み５月児島から水面に復帰している。�Q級で一般戦斡旋なら当然のように優出ラッシュ、５月〜９月は８点勝率を残している。エンジン出しは卓越、パワー溢れるレース運びで主役を演じるだろう。
　地元で折下寛法、福島勇樹、梶野学志が張り切る。福島は平和島総理杯、蒲郡ＭＢ記念で準優に進出、思い切りのいい攻めで頭角を現している。折下が７月びわこで５コースから優勝、ダッシュ戦を苦にしない。梶野はＭＢ記念を経験、課題が見えてきたならこれから増えるＧ�Tロードに備え整備の勉強か。
　中岡正彦は香川屈指のペラ巧者、目下Ｖ４と飛ばしている。秋山広一もＶ２、スピード戦は侮れない。伊藤宏に強烈な先制攻撃だが馬場貴也がパワーアップ。加瀬智宏、藤生雄人も準地元で気合。