3月2日〜7日は第46回サンケイスポーツ賞、W準優制が予定されている。
是政得意の選手が揃った。三角哲男は多摩川39・50周年覇者、今坂勝広は01年1月に1分42秒7のレコードタイムを記録している。 三角は現エンジンで初めての多摩川。一頃の勢いはなくなっているが、ダッシュ戦で自分のレースが組み立てられるのは強味だ。総理杯を控えていても全速スタート連発か。後藤浩は現エンジン4度目の多摩川斡旋。地元戸田以上に走り、ペラ・機調整と自信を持っている。今年は関東地区選手権優勝、優出は当然ならV量産へ意欲を出すか。今坂勝広も5連続優出中(V2)と多摩川は大好き。総理杯直前ならペラ調整に専念し快速を目指す。
勝野竜司、横澤剛治も一般戦は優出ラッシュ。勝野は多摩川3連続優出中(V1)、安定したスタートから自在戦。横澤もスピードは負けない。思い切りのいいフルターンで魅せるか。松野京吾、古場輝義のベテランが相変わらずの快速仕立て。近況の充実度は古場だが、多摩川との相性なら松野が一歩リードか。
2月20日〜25日はオール女子、是政女王決定戦である。海野ゆかりは昨年後半にV6、イン・カドから面白いように優勝を重ねた。二年ぶりの多摩川だが水面相性は抜群、近況ペラ好調なら打つ手も多彩だ。3月に女子王座決定戦・総理杯を控えていてもスピード全開のレースを披露するだろう。
田口節子が女子リーグ戦で活躍、優勝戦はイン・2コースで決めている。前期はF2も休みを消化し本来の姿、ダッシュ強烈なまくりも見せるだろう。淺田千亜希は優出ラッシュだがFも多い。しかし、それでも強気に攻めの姿勢、パワー任せのレースか。
スロー・ダッシュ問わず向井美鈴が飛び出せば、グッと地力を付ける細川裕子に強まくり。三浦永理も昨年はリーグ戦でV2とペラに自信をもつが、池田明美に底力がある。実力者・山川美由紀もいる。昨年はダービーでFも相変わらずのスタート攻勢だ。まくり差し鋭く岩崎芳美、新田芳美だが、多摩川実績は香川素子も負けない。売り出す魚谷香織、鎌倉涼にも注目したい。
2月20日 12レース「ファン選抜ドリーム戦」
1海野ゆかり(広島)
2淺田千亜希(徳島)
3田口 節子(岡山)
4魚谷 香織(山口)
5山川美由紀(香川)
6鎌倉 涼(大阪)
2月3日〜7日は第32回関東日刊紙競艇記者クラブ杯。郷原章平が約3年振りに是政に登場する。スターダムに駆け上がろうとしていたところで大失態。長期の斡旋停止処分を受けR級→Q級とやり直し、ようやくO級復帰のメドをつけつつある今期だ。スタート力・ターンスピードは文句なし、当地は過去2度とも優出なら気持ちよくピンラッシュか。
渡邊伸太郎、原田富士男、井上恵一も是政との水面相性は悪くない。渡邊は1月唐津でFを抱えたが積極的なコース取り、豪快に捌きのレースか。原田もスタートは早くないが柔軟なハンドル、スロー水域にもぐり込み持ち味を発揮する。プロペラ・エンジン調整に自信は井上、快速を誇示する最近だ。
大橋純一郎はO級に躍進も期初めにF。だが、休みを消化したなら気合入れ直し全速スタートか。スリット果敢に白井友晴が巻き返しに必死だが、藤生雄人も思い切り良く攻める。地元で張り切る宮内由紀英、山谷央、雨宮昌一にも注目したい。
1月27日〜31日は第24回関東競艇専門紙記者クラブ杯、得点制の5日間開催である。
多摩川得意の顔が揃った。なかでも松本勝也は「尼崎よりも多摩川がいい」とドル箱のプールである。SG、GT斡旋が増え久々の登場だが減音エンジンの調整はバッチリ、時計も見える水面なら臨機応変な捌きで主役の座を奪うか。大神康司も多摩川は大好き。パーフェクト優勝を達成したのは若い頃だが前回当地(08年11月)もイン速攻で優勝している。積極的に前づけに動き持ち味を発揮しそう。
走る機会は少なくても山本光雄は是政3連続優出中、04年9月には優勝している。スタート果敢、柔軟なレース運びが売り物だ。全速スタート連発は萩原秀人。是政実績はなくても昨年V5、パワーは申し分がない。武田光史は多摩川連続優出中とペラが合い始めた。近況も昇り調子ならシャープなハンドルでアピール。
大澤普司、秋山広一も記念ロードで見せ場を作っている。スピード付くのが大澤なら、秋山は自慢のペラで快速仕立てか。
1月19日〜24日は第20回日本モーターボート選手会会長賞、W準優制が予定されている。
市川哲也は昨年多摩川総理杯の準優でFを切ったが、尼崎ダービー優出と強いレースを見せた。今期は11月桐生MB大賞でF、リズムはイマイチだが、休みを消化し気合を入れ直しての登場だ。多摩川では第47回MB記念完全優勝の勲章、格上の走りを見せ付けるか。
地力アップは石田章央、榮田将彦、西川新太郎。石田はセンター主体に思い切りの良いダッシュ戦、委細構わず握って出る姿勢が魅力。榮田は近況やや不満も昨年V4、インからのスタートは早い。西川が総理杯出場を早々と決めるV6、進入に関係なくここ一番はゼロ台の飛び出しで暴れている。
今坂晃広、江夏満、吉島祥之にも決め手は十分。今坂は快スタートを連発し是政連続優出中、江夏にはスピード満点の強ツケマイ、吉島はコース主張し先手必勝のレース。伊達正利が安定した成績だが、金子貴志も是政の機調整に自信。女子選手では向井美鈴のターンスピードが楽しみ一杯。