8月26日〜30日は第4回WEB競艇TV杯、得点制の5日間開催である。断然の主役・西島義則が欠場となり混戦ムード。
小野信樹は現在29期連続O級の一人、レース運びは手堅い。だが「多摩川はダメ」と苦手意識。エンジンは変わったが過信禁物か。多摩川得意は野添貴裕、鎌田義。野添は3月下関、4月鳴門と優勝。6月平和島でFも強気のハンドルか。鎌田は2月多摩川、3月平和島、びわこ秩父宮妃記念(GU)と優勝を重ねている。ペラは合う水面、臨機応変なテクでVを狙う。
近況昇り調子は福島勇樹、GT初優勝で評価はグッと上昇か。センターからのまくり、まくり差しが冴えている。後藤正宗もスピードが戻ってきたが、谷津幸宏に果敢なスタート攻勢。打越晶、嶋田貴支、今坂晃広にも決め手。
8月19日〜23日は第42回報知新聞社賞。一度使ったエンジンと新エンジンの混ざる五日間開催である。現在の級別制度になり29期連続O級をキープしている選手が4名(瀬尾達也、新美恵一、吉田徳夫、後藤浩)参戦は一般戦では珍しいことだが、機・艇は違っても7月に多摩川を走ったばかりの選手も多い。
スタート鋭いのは瀬尾達也、林美憲の徳島コンビ。林は1〜5月に優勝4回、7月の当地も全速スタートで魅せた。勝負強さは一品だ。瀬尾は昭和の時代からスタート日本一の称号、ベテランになりテクに冴えを見せる。 山田竜一もスタートは負けていない。2月下関、5月平和島で優勝、7月は江戸川周年優出と勢いがある。
新美恵一、吉田徳夫の愛知コンビも剛柔自在型。SGロードでテクを見せたのが新美なら、吉田は歴代9位の17連勝の実績。7月に走り優勝の後藤浩は準地元、機調整・スタートは手の内だ。加瀬智宏、土屋太郎、鈴木猛が気合を入れるが、濱村美鹿子、永井聖美の女子レーサーもアシ比べは負けない。
8月11日〜16日は第11回大郷葉月杯、新エンジン・新ボートが登場する。以前に比べると抜群エンジンが生まれにくくなっている。部品の優劣の差が少なくなっているし、それ以上に選手の技量差も拮抗している。確かに巧い、下手はあるが、記念クラスの選手のスタート・旋回はペラ次第で巧くも下手にも見えるものだ。プロペラで差が出る新エンジンだが、生まれのいいエンジンは調整が合うのも早い。
シリーズをリードするのは角谷健吾。今年の平場は優出ラッシュ、5月常滑、6月芦屋と優勝している。ペラは絶好調、練習にも通う多摩川はスタート見え3連続優出中、勢いの違いを見せ付けるか。
田中豪、村田修次、梶野学志、遠藤晃司のBPクラブに純地元の意地がある。田中は5月さつき杯で優勝、6月には再開した江戸川でV、スピード戦復活だ。村田は江戸川周年でFも卓越した機調整、捌いて魅せるか。梶野に思い切りの良さ、遠藤はA1級復帰で気合。
作間章は江戸川54周年優出とムードは上昇中。ペラに自信を持てば攻めは鋭い。乙津康志も気合充実の是政、選手になってから「多摩川で優勝」が悲願。地力から西田靖、高橋勲も侮れないが、長田頼宗、前沢丈史、小林泰も好気合。遠征では柴田光、白井友晴、永井源、浅見昌克、松本浩貴に整備力、快スタートがある。
7月21日〜26日はGV第4回サントリーカップ、準優3個レース制で行われる。ファンが選んだ初日ドリーム戦は『有効投票者数561名様による3,357票の投票により、以下のとおりメンバーが決定しました。』
<7月21日 第12R サントリードリーム戦 出場予定選手>
1阿波 勝哉(東京)
2石田 政吾(石川)
3丸岡 正典(奈良)
4鎌田 義(兵庫)
5大嶋 一也(愛知)
6滝沢 芳行(埼玉)
1号艇は阿波。チルト3度のアウト戦にファンの支持は高い。どこまで伸びを付けるか。
2号艇石田はダービー出場当確。目下V3、総理杯・GC決定戦の準優進出でポイントを稼いでいるかも。
3号艇丸岡は昨年のダービー王、前年覇者でダービーはOK。多摩川の一般戦は一昨年、昨年と優勝している。
4号艇に鎌田。今年は目下V3、勝負がかかっている。多摩川は5連続優出中(V2)と大得意。
5号艇はイン屋の大嶋。4月以降V3とハイペース、ダービー出場は当確だ。進入のルール変更は関係なくイン速攻の連打。
6号艇で滝沢。記念の場は減少も目下V2、スタートはしっかり決める。
吉田弘文は予備にも入らなかったが、ダービーに勝負のシリーズ。今年は尼崎、三国のGTで優出、総理杯は準優に乗っている。加藤峻二がデビュー50年を迎えるシリーズ。
7月11日〜7月16日は第45回デイリースポーツ賞、6日間開催のW準優制である。
田中信一郎はF休み明けの一般戦配分、総理杯以来の多摩川だが平場の是政は98年新鋭リーグ戦以来である。多摩川では97年の一般戦で優勝、45・46周年と優出し49周年V、今年3月総理杯は準優勝だった。1〜5月の一般戦は6場所走り優出5、優勝3、格上の走りを見せるだろう。
木村光宏も総理杯に参戦している。1月唐津55周年を制しもう一丁、夏場のSGに意欲を見せている。イン戦が本領だが、エンジンの仕上がり・相手を考えたコース取り、カドまくりも強烈だ。大賀広幸は総理杯で準優に乗った。5月は下関、平和島と連続優勝、豪快なハンドルが戻っているが、多摩川は以前から相性の良い水面である。
柔軟なレース運びは後藤浩、準地元プールのエンジンは出る。林美憲は多摩川連続優勝中だが、1月蒲郡、3月浜名湖、芦屋、5月徳山と目下V4、イン戦が冴えている。2月当地でまくり優勝は東本勝利、度胸満点のゼロ台スタートが怖い。