第24回多摩川カップ展望
2008年12月8日

 12月26日〜31日は第24回多摩川カップである。濱野谷憲吾が賞金王決定戦の後、多摩川に登場する。当地は07・08年さつき杯連覇、54周年は準優勝だが、多摩川カップは97年(準優勝)以来の斡旋である。秋のSG・GTロードは不満も残ったが、12月下関周年で優出と上昇の兆しを見せてきた。減音型エンジンは自信を持った調整、当代屈指のテクを見せ付けるだろう。
 作間章がチャレンジカップで魅せた。スタートは早い方ではないが、ペラ調整に自信を持ち力強いハンドル。捲り差しは強烈だ。中野次郎は昨年の多摩川カップ覇者、W準優は32着も大一番は4コースで優勝を奪っている。10〜11月のGT転戦は苦労もスタート・ターンと鋭さを増し連覇を狙う。
 山田竜一が是政3連続優出中。積極果敢なスタート攻勢は相変わらずだ。スタート一撃なら関口智久もいる。現エンジンの8月当地でV、多摩川実績は地元勢に負けない。角谷健吾もエンジンは噴く近況。中里英夫にシャープな攻め、折下寛法もスピード比べは望むところ。長田頼宗、後藤翔之も果敢にアピールか。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは藤生雄人、作間章、中里英夫。藤生が穴党のターゲットになるかも。

第2回多摩川蛭子カップ展望
2008年11月22日

 12月9日〜14日は第2回多摩川蛭子カップ、W準優制の6日間開催である。
 山本浩次は8月の新エンジン4節目に参戦している。インを占めたが3着、今度こそ優勝だ。秋のSG・GTロードではアシ負けのシーンが目立っていたが、一般戦を走ればスタート力、ターン技術は屈指、ピンラッシュを狙うか。
 エンジンを出すのは女王・横西奏恵。6月ウェイキーカップは準優に進出、多摩川では混合戦でも実績を残しているなら主役の座を狙う。山崎義明は52周年、07年関東地区選手権と是政連続優出中。エンジン調整、スタートはバッチリの準地元プール、大胆なレース運びで魅せる。
 後藤正宗、村上純が目下V3。後藤は8月当地で優出、機調整は心得ている。だが、村上は前回散々な結果、気合を入れ直し汚名返上を期したい。
 荘林幸輝、桑原淳一もいる。かつての迫力はないがスタートは相変わらず果敢。近況好リズムは草場康幸、伊藤雄二、鳥居塚孝博、小野勇作。多摩川得意の伊藤が波乱の目。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは後藤正宗、宮内由紀英。センター、カドに構えた時のスタート一撃が頼れるか。

初日11R 蛭子シニア特選
@金子 文雄
A刀根 辰治
B難波   茂
C桑原 淳一
D沖口 幸栄
E田嶋   茂

初日12R 蛭子選抜戦
@後藤 正宗
A荘林 幸輝
B横西 奏恵
C村上   純
D山本 浩次
E山崎 義明

スポニチ杯争奪 多摩川ゴールデンレース
2008年11月14日

 11月23日〜28日は第46回スポーツニッポン杯争奪・多摩川ゴールデンレース。GV並の斡旋、強力メンバーが揃い準優3レース制で行われる。
 三角哲男、秋山直之は目下V5、多摩川総理杯出場当確へ後ひとつを狙っている。三角は1月かどまつ賞で優勝、さつき杯・54周年は準優敗退も8月の新エンジンで優出している。機調整には絶対の自信を持つ地元水面、スリット果敢に攻めのレースを見せる。秋山直之はP級落ちで平場斡旋になり8月多摩川、桐生、住之江9月福岡と4場所連続優勝。減音型のペラはバッチリ、仕掛けにムラはあってもターンスピードは凄い。
 烏野賢太は一頃のスランプから脱出、エンジンが出るようになった。現エンジンは二度目、出足を仕上げテクニックを見せるか。安田政彦は是政得意の兵庫軍団の一員。夏場から優出ラッシュと冴えたハンドルだ。西村勝、大神康司も多摩川は相性が良い。西村がイン速攻、大神も積極的なコース取りからビシバシ決める。パワー付く大峯豊、濱崎直矢には注目したい。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは秋山直之、松本真吾、井川正人、大神康司、三角哲男、古場輝義。穴党のターゲットは松本、井川、古場か。

内外タイムス賞展望
2008年11月3日

 1月15日〜20日は第40回内外タイムス賞。このシリーズから温水パイプが装着されるが、新エンジンになり4ヶ月目で部品交換も多くなる。様変わりのある季節、試運転、展示気配には注目したい。
 吉川元浩が05年総理杯以来の多摩川に斡旋された。昨年は賞金王決定戦を制覇、今年序盤は近畿地区選、住之江周年、三国周年とGTで3連続優勝、6月には住之江DCも勝っている。賞金王決定戦出場にはチャレンジカップも残っているが、かなり有望な位置にいるのは間違いない。スタートは無理したくないが、暮れに向けリズムを上げておきたい時期、屈指の整備力を駆使し圧倒か。
 是政実績は大平誉史明、渡邉英児、山地正樹、吉村正明。大平は今年4度目の水面。7月唐津MB大賞優出からペラ好調、8月の当地でも超抜のアシに仕上げている。欲を出したレースを見せるか。渡邉も9月に走ったばかりの水面、機調整には自信を持っているなら後はスタートの思い切りか。山地は今年優勝3回。吉村が新鋭リーグを卒業しGTに挑戦、スピード戦で児島56周年を制している。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは小菅文隆、石川哲秀、吉川元浩、大平誉史明、山地正樹。石川の大駆けが穴党のターゲットか。

第23回関東競艇専門紙記者クラブ杯展望
2008年10月24日

 11月4日〜9日の6日間開催は第23回関東競艇記者クラブ杯。
 松野京吾、西田靖、山室展弘の51期トリオが頑張っている。四千番前後のスピードに押され記念の場は少なくなっているが、エンジン出し・スタートは負けていない。西田は2月浜名湖、6月桐生、7月津とインで優勝。少々深くてもインを奪い先手必勝の攻めだ。山室も1月丸亀、4月芦屋、5月尼崎と優勝している。意表をついたコース取り、度胸抜群のスタートがある。松野の優勝は8月鳴門だけだがコンスタントに優出、安定したレース運びは相変わらずだ。
 59期は今村暢孝、森竜也。今村は多摩川との相性は最悪だった。だが、9月当地は2コースで優勝を奪った。機調整にも自信なら四つ目を狙う。森は夏場からリズムが狂っている。だが、期変わりなら心機一転し強気のハンドルが戻りそう。
 69期の都築正治、片山竜輔にも地力。都築はF乱発も休みを消化し超抜仕立て復活か。片山は多摩川連続優出中、好きな水面だ。鎌田義は80期。隆盛兵庫軍団の勢いに乗っている一人なら割って入るシーンは必至。
 ピット記者泣かせのシリーズ。個性豊か、癖のある選手が多い。各社、インタビューには苦労しそうだ。展示タイムトップで3連対率が高いのは西田靖、榎博司、高橋英之、松野京吾。穴党は榎に注目か。

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