9月6日〜11日は第41回報知新聞社賞、6日間開催のW準優制である。
長岡茂一が7月平和島DCを制した。SG出場に縁がなくなり、記念斡旋も少ない近況だが、チルト3度の強まくりで来春の多摩川総理杯出場切符を手にした。多摩川はMB記念を制し通算V14、1着数も歴代1位だが、ここ六年間は優勝がない。是政のファンに忘れられかけているが、現エンジンを手の内に入れもう一度SG制覇に意欲を出しそうだ。
笠原亮は2月東海地区選手権を勝ち総理杯出場権利を手にしている。7月蒲郡オーシャンカップ優出、道中の追い上げは乗れている姿だった。多摩川実績は遠征勢では特筆物、05年総理杯はSG初出場での戴冠だった。SG常連に成長した走りを見せつけるか。
今村暢孝は記念の場が減ってきた。多摩川もデビュー以来相性が良くない。だが、スタート決めるしテクは指折り、奮起するかも。 地元で山田竜一が全速スタート連発、F持ちは忘れた攻めか。追加配分で大西源喜、乗れている近況だ。捌いて鈴木賢一だが、別府昌樹、上田隆章、益田啓司も積極果敢。
展示タイムトップで3連対率が高いのは別府昌樹、森仁志、大西源喜。
8月26日〜31日はGV第3回サントリーカップ、第54回MB記念(若松・ナイター)と競合開催(多摩川は併用発売)である。MB記念漏れのSGレーサーを集めO級選手15名。P級選手も12名斡旋され激戦のシリーズ、準優3レース制である。
SGクラスが揃っていても、多摩川を走れば村田修次の気合が違っている。昨年のウェイキーカップで記念初優勝、「次は多摩川でSG制覇」を目標に掲げているが、今年はF乱発でペースに乗れていない。だが、ペラは上向き8月徳山周年で優出、秋から冬にVラッシュの意気込みだ。
山本浩次は丸亀ダービー出場を決めた。6月当地54周年は負傷帰郷もペラ調整は合っていたなら、イン速攻、強ツケマイとパワーを見せつけるか。
仲口博崇は60日のF休みを消化し三節目、スピード戦を取り戻しGT復帰に備えるシリーズか。一頃ペラ不振だった烏野賢太に復調の兆し、賢太スペシャルに期待。吉田弘文が豪快に攻めのレース、森高一真も積極果敢。渋太く小畑実成、快速誇るのが徳増秀樹だが、大平誉史明も当地は滅法強い。
展示タイムトップで3連対率が高いのは渡邊伸太郎、小畑実成、木山和幸、大平誉史明。
8月26日 12レース(サントリードリーム戦)
@村田 修次(東京)
A烏野 賢太(徳島)
B山本 浩次(岡山)
C仲口 博崇(愛知)
D森高 一真(香川)
E徳増 秀樹(静岡)
8月20日〜24日は第44回デイリースポーツ賞、引き続き薄暮レースである。
三角哲男は今年のかどまつ賞で多摩川通算8度目の優勝を奪ったが、39・50周年覇者である。「8月に正解が出れば、多摩川は一年間大丈夫」と新エンジンに臨む構えだが目下V4にしている。行きアシを強力に仕上げダッシュ戦が本領、来春の多摩川総理杯出場を目指し『優勝』を狙っての参戦だ。
野長瀬正孝、後藤正宗も目下V3。野長瀬は5月当地で優勝、減音型の調整に自信を取り戻した。スロー水域で力強いレース運びを見せる。後藤が躍進してきた。イン戦よりもセンターからの快スタート、強ツケマイに威力がある。
テクニックは山田豊にも魅力。イン〜センターと柔軟なハンドルを駆使する。体重差を生かすのが角ひとみ、仕上がりは早そうだ。地元で雨宮昌一、尾形英治が気合のスリット攻勢、地力を付け久々の登場は岩津徹郎。果敢に古川誠之、杉田篤光、差し主体も是政との相性上昇は茶谷信次。須藤隆雄、大澤普司も得意プールだ。
展示タイムトップで3連対率が高いのは後藤正宗、三角哲男、茶谷信次。新エンジン三節目とアシの変化の激しい頃、水面をじっくり観察したい。
8月12日〜17日はボートピア大郷開設記念・第10回大郷葉月杯、準優3R制、薄暮レースで行われる。
多摩川競艇場推薦でMB記念に出場するのが熊谷直樹。今年の当地は散々。3月は低調機に苦戦、5月さつき杯は快速機で序盤3連勝も病気帰郷、6月54周年はFを切ってしまった。だが、思い入れは一番の水面、新エンジンなら気分を新たに優勝を目標に登場。
阿波勝哉、飯山泰が遠征でアピールしている。阿波は今やチルト3度の第一人者、2月関東地区選手権、7月下関MB大賞と優出、大外からゼロ台スタートのまくりを連発している。飯山は3月平和島53周年優出、6月住之江DC・7月蒲郡の江戸川大賞と準優に進出、行きアシ強烈に攻めのレースだ。
西田靖はインを奪い速攻、記念の場は減少もスタートは相変わらず早い。角谷健吾も優出ラッシュ、6月ウェイキーカップ優出とペラには自信を持っている。純地元プールで田中豪も気合、平和島で優勝し目下V2なら量産態勢に入りたい。
展示タイムトップで3連対率が高いのは三品隆浩、田中豪、西田靖、鈴木茂正、高橋英之。新エンジンと一度使ったエンジンのシリーズ、朝練習→試運転→展示気配には注意したい。
8月12日 12レース「大郷ドリーム戦」
@阿波 勝哉
A熊谷 直樹
B角谷 健吾
C飯山 泰
D西田 靖
E田中 豪
8月7日〜10日は第3回夕刊フジ杯。新エンジン・新ボートが登場、四日間の短期決戦である。ペラ調整でアシの差は大きくなるし、スタート力も物を言う。イン有利で始まるのか、ダッシュを効かせたまくり屋が飛ばすのか、波乱必至のシリーズだ。
イン屋の代表は大嶋一也。昨年は大村名人戦を制覇。今年は一般戦が主体になっているが、年齢を感じさせないファイト溢れるレース運びだ。インを奪って速攻を連発するか。
地元で張り切るのは大西源喜、石渡鉄兵。多摩川のペラ調整が合っているのは大西、新エンジンになってもイチ早く正解を出すか。石渡には柔軟なハンドル、どこからでも自分のレースが出来る。
群馬勢は準地元意識の強いプール。生方厚成、長谷川充、本橋克洋、秋山直之と多摩川は実績がある。秋山はP級でも地力はナンバーワン、春以降のSGロードで復調気配なら強烈な旋回で主役に躍り出すか。近況勢い付くのが長谷川だが、ここ一番で本橋の快ショットも脅威。
展示タイムトップで3連対率が高いのは秋山直之、本橋克洋、今泉和則、大嶋一也、生方厚成。序盤は伸びで勝負のレースが多いかも。