2月2日から7日の6日間開催は第22回関東競艇専門紙記者クラブ杯、W準優制で行われる。
辻栄蔵がF休み明け2節目の一般戦登場になった。昨年は尼崎54周年・浜名湖DC優勝もその後のSGロードがイマイチだった。しかし、9月丸亀から11月児島まで一般戦は4場所連続優勝である。インを占めれば絶対の強さ、センター戦もシャープに決める。
平石和男、滝沢芳行は準地元、走り慣れたプールだ。平石は関東地区選、53周年と是政のGTは連続優出、エンジン調整には自信を持っている。滝沢は地区選予選敗退も97年以降の当地一般戦は9回来て優出7、優勝3と強さを見せつけているなら、全速スタート連発だろう。
純地元が野澤大二。気合パンパンの関地区は緒戦でいきなりFに散った。今期も11月芦屋MB大賞でF、F休み明け3節目に久々の多摩川だが、次に関地区が待っている。スタートは少し控えても地元の意地がある。積極果敢に攻めるか。巻き返しに気合は山谷央、鈴木唯由。昨年9月当地で優勝の山谷に期する物が…。
展示タイムトップで3連対率が高いのは安藤裕貴、茶谷信次。安藤は05年4月、茶谷は07年4月に当地で優勝と実績もある。特に安藤はドル箱の多摩川なら注目したい。
1月22日〜27日は第18回日本MB選手会会長賞、W準優制が予定されている。
上位陣は充実の顔ぶれ。なかでも赤岩善生は06年賞金王シリーズで戴冠。07年も蒲郡MB記念、福岡賞金王S優出とSGレースで相場を築いている。スタートよりもターンに比重のレースだが、豪快且つ大胆なハンドルは平場では抜けている。
柳沢一もスピードを増し11月江戸川MB大賞を制した。賞金王Sに参戦、今年は記念の配分が増えるだろう。前回当地で優勝しているのが花田和明、一宮稔弘、山本寛久である。花田は多摩川3連続優出中、減音型を苦にせず攻めの姿勢だがダッシュ戦に威力がある。一宮が復調ムードの近況、内寄りからのスタートは鋭い。山本は昨年V3だが3コースで二度優勝、ここ一番のスタートは早い。
昨年V6と大車輪の頑張りが坂口周。昨年はMB記念に出場もGTはゼロだったが、今年は井口との帯同で特別ロードに参戦か。グングン伸びてきたのが妹尾忠幸だが、武田光史に地力。竹村祥司もインを奪えば勝負強さを発揮する。
展示タイムトップで3連対率が高いのは妹尾忠幸、赤峰和也、生方厚成。当地走る生方のガッツ戦には注目したい。
08年多摩川競艇の第2弾は1月16日〜20日の五日間開催、第44回サンケイスポーツ賞である。序盤は尼崎周年、後半は唐津周年との併売が予定されている。
万谷章、原田順一、池上哲二、高山秀則、田辺通治とかつての記念レーサーの顔。64歳の万谷はA2級、59歳の高山はバリバリのA1級である。高山は04年・50周年以来の多摩川だが、スロー水域からのレース運びは一品だ。
多摩川なら主役は長岡茂一。BPクラブは暮れから正月に多摩川で正解を出しているなら、ペラ・機調整はバッチリだ。スタートに集中し突っ走るか。鈴木博が優出ラッシュと好調、是政も連続優出中と走りが合っている。昨年V3は一瀬明、記念の壁は厚いが平場ではスピード戦全開。
遠征組では上平真二が多摩川をドル箱にしている。51周年で優出、前回(06年11月)はW準優を連勝しインから優勝した。差し屋のイメージを払拭の近況、変幻自在なハンドルだ。女子選手では永井聖美に快スタート、新田芳美のターンも鋭いが、穴党は池田紫乃に注目か。
展示タイムトップで3連対率が高いのは中里優子、永井聖美の女子選手に上平真二、乙津康志、鈴木博。上平、乙津、鈴木は伸びを仕上げ一気のレースを見せるタイプだ。
多摩川の新年は『かどまつ賞』で始まり、1月3日から8日は準優3個レース制の6日間開催である。
ウェイキーカップ・53周年覇者の村田修次が多摩川の新春レースに登場、断然の主役である。エンジン調整には絶対の自信を持つ水面だし、気合の入り方も違っている。スリットは控え気味の近況だが、ここ一番は目の覚める攻撃を見せる。
西田靖、三角哲男は記念の場が減ってきたが、レースパターンを確立している。西田はインを奪って早いスタートを連発、ピット離れと出足は常に抜群。三角はイン〜アウトまで柔軟な組み立て、是政のエンジン調整には定評がある。角谷健吾も実績ある水面、O2グループのペラは強力だ。
アウトで魅せるのが阿波勝哉、チルト3度の大ガマシは楽しみ。奥平拓也が近況昇り調子なら、山本英志に鋭い飛び出し。蜷川哲平に自在なハンドル、吉田宗弘のダッシュ戦、長田頼宗も果敢にフルターンかける。是政好相性は地区選優出の金田諭だが、橋本久和、菊池峰晴にも強烈なターン。
展示タイムトップで3連対率が高いのは伊藤啓三、金田諭、西田靖、久田敏之、高橋英之、三角哲男、菊池峰晴、角谷健吾。展示気配には注目したい。
1月3日 12レース「ファン選抜ドリーム戦」
@村田 修次(東 京)
A三角 哲男(千 葉)
B阿波 勝哉(東 京)
C西田 靖(神奈川)
D角谷 健吾(神奈川)
E蜷川 哲平(東 京)
多摩川競艇07年の掉尾を飾る多摩川カップは12月26日〜31日の6日間開催、W準優制が予定されている。 中野次郎はゴールデンウィーク以来の是政登場。かどまつ賞、関東地区選手権と連覇、飛躍の年になるはずだったが6月に江戸川、丸亀周年でFを切ってしまった。事故点飽和でSGロード転戦、我慢のレースが続いた。だが、12月から事故点ゼロで水面に復帰、溜まっていたモヤモヤを吹き飛ばすスピード戦を見せつけるだろう。 田中豪も気合の入るシリーズ。純地元でエンジン出しは負けられない。快スタートの連発で巻き返しに全力だ。
矢後剛に底力、アウト戦ならチルト3度にする。抜群の伸びを引き出し暴れるかも。今期に入り記念ロードで見せ場を作っているのが折下寛法、自信を付けたなら怖い。スリット攻め大西源喜、山田哲也、思い切りの良さは魅力だ。ただ、山田に注文を付けるとすればターン、厳しいまくりが欲しい。大西英一、森弘行、鈴木猛、新井敏司も決めては十分。大西英一の整備センス、新井の熱心な調整は若手のお手本か。女子選手はエンジン出す谷川里江、旋回早い濱村美鹿子。復調著しい濱村に注目のシリーズか。
展示タイムトップで3連対率が高いのは大西英一、小巻良至、大西源喜。大西英一はチルトを上げ下げ、調整もよく変えてくる。前半ダメでも後半は様変わりのあるタイプ、要注目だ。