第2回夕刊フジ杯
2007年7月23日

 8月9日〜12日の第2回夕刊フジ杯は新エンジン・新ボートが登場する四日間の短期決戦。9月19日からのウェイキーカップに斡旋されている松本浩貴、丸岡正典、梶野学志がシリーズをリードするのか。
 梶野は多摩川が純地元プール、7月は負傷帰郷と悔しかったが、骨には異常なく元気に参戦か。エンジンは変わってもスタートはOK、思い切り良くフルターンの連発だろう。記念でアピールしているのが丸岡。GTロードでもスピード比べは負けていない。多摩川との相性も悪くはないなら、気合のスリットで突き進むか。松本浩貴は多摩川連続優出中、早いスタートが売り物だ。今期はペースが上がっていないなら、勝率アップ目指し力一杯の攻めか。
 新鋭リーグ戦で優出ラッシュは吉永則雄。3月尼崎、6月住之江と優勝しているが、多摩川も力強いレースで実績を残している。昨年の多摩川カップ優勝からメキメキ力をつけてきたのが福来剛、多摩川は大好きだ。伊藤啓三に果敢なスタート攻勢、臨機応変なレースはデビュー30年の大西英一だが、久田武の旋回も強烈。
 展示タイムトップで活躍は木村恒一、久田敏之、大西英一、小林享。新エンジンで伸びがあれば一気のまくり、伏兵振りを発揮しそうだ。

W優勝tvkカップ展望
2007年7月14日

 7月24日〜29日は第13回ダブル優勝tvkカップである。男子は前本泰和が勢いに乗っている。一般戦で優出は当然のエンジン出し、3月大村、児島と優勝、期が変わった5月唐津で7戦パーフェクトの後6月丸亀、常滑、鳴門、7月津と5連続V、早々とV7にしている。インを奪ってマイペースの逃げ、23コースからでもパワー任せの攻めだ。多摩川は昨年12月に優勝、減音型は全く苦にしていない。9月のウエイキーカップ出場も決まっているが、記念斡旋が増える前にどこまで記録を伸ばすか注目される。
 藤丸光一は昨年9月福岡周年優勝戦のFで今年前半は平場回りだったが、戸田GC決定戦からSG・GTロードに復帰しようとしている。スタートは控え気味の近況だが、エンジンを出すことにかけては指折りである。4月の多摩川は低調機に苦労も、そのノウハウを生かし快速ぶりを発揮するか。
 小畑実成の整備力、ペラ調整はトップクラス。全盛時の鋭い攻めは少なくなったが、思い切りの良いハンドルは健在だ。減音型は久々の出走でも臨機応変なレースを披露か。
 地元で張り切るのが三品隆浩、奥平拓也。奥平は6月児島でインからコンマ03のスタートを決め優勝、気合が入ってきた。柔軟なレース運びに定評は渡邊哲也、竹村祥司、共に水面相性は良い。関口智久に快スタート、三井所尊春、谷津幸宏、真庭明志もスピード比べは望むところか。
 女子はSG・オーシャンカップ、女子リーグ戦もあってベテランの戦いになった。山川美由紀は徳山女子王座決定戦でポールポジションを奪ったが荒れ水面、チャンスを逃した。しかし、今年は2月大村、5月下関のオール女子戦でインから優勝している。多摩川では01年女子王座決定戦Vがあるが、50周年からウエイキーカップ3年連続出場が財産になっている。記念メンバーと戦うことで是政のペラ・機調整は女子戦のレベル以上、コース取りから積極的に動きピンラッシュを狙う。
 谷川里江も相変わらず快速を誇示、徳山女子王座決定戦は優出した。今年の優勝は1月児島のオール女子戦だけだが、安定したレースぶりだ。予選はエンジンに頼った追い上げが多いが、準優、優勝戦で見せる早いスタートは特筆モノ。01年、04年女子王座決定戦優出の多摩川、狙いは優勝だけか。
 多摩川の女子戦で実績を残しているのは鵜飼菜穂子、佐藤幸子、垣内清美、角ひとみ。佐藤はセンターからダッシュし強ツケマイ、垣内もダッシュ鋭く出てまくり差しのハンドル。角もセンターで持ち味、展開を読んだ割り差しは一品。ベテラン揃いなら鵜飼の貫禄に一目。インを占めれば早いスタートで先マイに持ち込む。渡辺千草が6月三国で優勝、デビュー以来77回目の優出で初優勝、続く平和島でも優出と元気だ。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは女子では山川美由紀、佐藤幸子。男子では小畑実成、前本泰和。人気に応えるレースを見せるか。
 

第40回報知新聞社賞展望
2007年7月2日

 7月15日〜7月20日の6日間シリーズは第40回報知新聞社賞。
 齊藤仁は平和島推薦で2年連続2回目のMB記念出場が決まっている。多摩川は2月関東地区選手権で優出、不思議と優勝に縁はないが、確実に優出している地元プールである。1月江戸川、津とV2、そろそろ多摩川で優勝して来春の総理杯出場を狙える位置につけたい。
 峰竜太が笹川賞で1勝した。スタート力は文句なし、特にダッシュ効かせた時の破壊力は魅力ある。負けられないのが梶野学志。練習プールの時計はバッチリ、ペラも分かっているならアピール必至か。相変わらずスタート決めているのが瀬尾達也、イン速攻、センターに構えれば柔軟なターンで抜け出す。
 エンジン出しに定評があるのは大川茂実、井上恵一、秋山広一。井上は昨年11月、今年4月と多摩川のW準優制で連続優出の実績。秋山は今年の平和島総理杯に出場、近況も優出ラッシュと勢い増すなら候補の一角か。
 ダッシュ果敢に澤大介が握れば、同期の尾形英治、松浦博人も気合を入れる。原豊土、北川潤二、松村賢一と穴党好みも揃っている。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは新藤哲三、矢野素也の伏兵に瀬尾、峰、尾形。新藤はイン戦で本領、矢野はインでは人気だが、23コースの差しは巧い。  

第8回JLCカップ展望
2007年6月12日

 第8回JLCカップは7月3日(火)〜8日(日)の6日間開催。朝から浜名湖周年と併売、ナイターの住之江施設改善も昼過ぎから発売される。
 地元東京支部のA1級は鈴木茂正、飯山泰、福来剛。多摩川のスター候補・長田頼宗もいる。飯山は05年11月から是政4連続優出中、昨年のさつき杯で優勝している。今年に入りリズムはイマイチだが得意水面に戻って全速スタート連発だ。鈴木茂正も実績あるプール。ゴールデンウイークは準優進出、ペラは大丈夫、強気に握って攻め込む。福来は多摩川カップで初優勝以来の登場。あれから勢いに乗りA1級、気合はパンパンだ。長田も結果を出したい。思い切り良くフルターン。
 実力は木村光宏。1月芦屋、5月下関と優勝、笹川賞に参戦している。本領はイン戦だが、センターからのツケマイもスピード満点なら主役の座を奪うか 本橋克洋、正木聖賢は昨年当地52周年に出場している。本橋は快スタート連発、豪快な旋回で魅せる。正木は今年の平和島総理杯参戦、5月芦屋周年でFを切ったがターン俊敏 ベテラン尾崎鉄也が元気、新地雅洋は思い出の水面で張り切る。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは鈴木茂正、正木聖賢の二人がリードしている。どちらかと言えば直線的なレースをするなら、アタマ買いが正解かも。

多摩川競艇バースデイカップ
2007年5月30日

 6月13日〜17日の五日間開催で多摩川競艇バースデイカップが行われる。多摩川競艇場は昭和29年6月9日、府中競艇として初開催、昭和30年5月9日に多摩川競艇場と改称され現在に至っている。  中澤和志は昨年の総理杯男。だが、賞金王決定戦に出場も5656着と力を発揮できなかった。多摩川の地区選手権は準優には乗ったが不満の航跡、そして2月住之江で大事故に遭った。3月平和島総理杯から水面に復帰も本来の鋭さは見られない。勝率・2連対率も大きくダウン、年内は一般戦を走ることになりそうだ。だが、地力は断然である。「接戦で弱い。遠慮している」と見られても仕方ないレースが事故以来増えたが、そろそろ精神的にも立ち直って来るだろう。まだ30歳、記念ロード復帰を目標に攻めのレースに期待したい。
 ベテランの多いシリーズ。個性派が揃っている。今も快速誇示は水野要、豪快に三宅爾士が攻めれば、北川幸典のターンスピードもまだ一般戦なら通用する。かつて琵琶湖の帝王と呼ばれた野崎進、イン屋が看板でも記念はイン変わりと捲り差しで制した金子文雄も下位なら頑張るだろう。
 復調してきた鈴木賢一に快スタート、スロー起こしからビシバシ決めるか。宮地秀祈にキレのある旋回、土屋太朗は委細構わずフルターン。力はあるのが川原正明、清水敦揮、淺香文武、ペラが合えばスピード戦復活は必至だ。 
 多摩川で練習に励んでいるのが山本英志、濱村美鹿子、長田頼宗。山本は減音型苦手意識払拭に必死、濱村もここらで優出したい。長田は多摩川期待の新鋭、もっと思い切りが欲しい。女子戦で成長している金田幸子には注目したい。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは鈴木賢一、宮地秀祈のふたり。女子選手では濱村美鹿子の数字が高い。逆に中澤和志はあまり変化がない。

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