第14回神奈川新聞社賞展望
2007年5月23日

 5月31日〜6月5日の6日間シリーズ。中岡正彦は平和島総理杯に参戦している実力派。プロペラは好調持続、03年10月以来の是政登場だが減音型も以前から苦にせず、99年から6回の参戦で優出4回、00年9月に優勝している。インから4コース、スロー起こしから強烈に伸び先手必勝のレースだ。
 吉永則雄にも勢いがある。3月徳山から新鋭リーグ戦4連続優出だが尼崎で優勝、5月に入っても尼崎で優出とスピード戦を魅せている。多摩川は51周年以来でも、広い水面で豪快な攻めだろう。
 スタートの早さなら今坂晃弘、ダッシュ効かせれば一気に出る。君島秀三もメキメキ力をつけてきた。度胸満点のスタート勝負か。 キャリアなら山田豊が一枚上。ベテランの域に入り捲り屋から捌きの人になったが、勝負所は心得ている。小野信樹はイン逃げと2コース差し、スタートは平凡でも力強い旋回で見せ場を作る。浅見昌克に豪快なハンドル、一宮稔弘はF事故で停滞もシャープなハンドルは侮れない。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは中岡、単勝率が格段にアップする。意外なところで難波雄三だが、君島秀三、齋藤和政の3連対率も高く注目したい。 
  〜展示トップの時はこの選手から狙え

東京スポーツ賞展望(5月23日〜27日)
2007年5月15日

第42回東京スポーツ賞は五日間開催、得点制の優出争いになっている。
 重野哲之は現エンジン三度目の多摩川登場である。昨年11月は優出もインで敗退、だが今年3月は「この前は叔母さん(日高)に負けた。絶対優勝」と宣言し汚名返上へフルダッシュ、5コースからコンマ07の快ショットを決め優勝を奪った。今年は1月浜名湖、3月住之江、4月びわこでも優勝して目下V4、鋭いスタートを武器にVラッシュを狙っている。
 中島友和も多摩川は3連続優出中、昨年3月に優勝しているプール。近況も平場で優出は当然の雰囲気、思い切りのいい全速スタートで暴れている。ベテラン池本輝明は今年の中国地区選手権覇者。是政でも連続優出中、昨年6月に優勝と減音型は苦にしていない。ペラは好調ならスピード負けもない。
 安田政彦も多摩川得意の兵庫軍団の一員、スロー水域で先手必勝の攻め。山本光雄はインとカドで自分のレースを組み立てるが、前回はインで優勝している 近況不満も新美進司に的確なハンドル、谷村一哉に快スピード、細川明人のダイナミックな旋回も魅力だ。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは細川明人、大澤普司、池本輝明、中島友和。人気の盲点は大澤あたりかも。
 

第14回多摩川さつき杯
2007年4月17日

 4月28日〜5月4日の7日間開催である。第14回多摩川さつき杯は濱野谷憲吾が登場する。一般戦は年間3〜5回、優勝して当然の実力・人気だ。問題は最近の是政実績。昨年のさつき杯は準優敗退52周年も準優で消え、今年の関東地区選手権はドリームは勝ったが予選敗退だった。だが「減量も仕事です」と総理杯を制した気合はこれまでとは違っていた。パーフェクトV目指し突き進むか。
 打倒ネ濱野谷の一番手は熊谷直樹。ファイト満々、ガムシャラにまくって出る姿勢は相変わらずだ。2月の多摩川は機調整に大苦戦も思い入れは一番の水面。中野次郎の成長振りも凄い。今年のかどまつ賞、関地区と是政は連続優勝中。多摩川のプロペラ・機調整に関しては今やナンバーワンかも知れない。
 村田修次も負けていられない。師・山口雅司がいるなら超抜に仕上げるか。高橋勲に快パワー、作間章が自在に捌けば、角谷健吾も破壊力ある。スピード戦で佐々木康幸、スリット強烈に山田竜一、勝負強い石川真二もいて激戦ムードだ。
 展示タイムトップで3連対率が高いのは中村裕将、作間章、大西英一、鈴木茂正、高橋勲。ベテランの域に入っても大西、中村のファイトは侮れない。

第3回日本財団会長賞
2007年4月9日

 4月17日〜22日の6日間開催である。五日目にダブル準優、前半(6・7R)、後半(11・12R)の得点率上位6選手が優出する。多摩川を走る三角哲男は全てに自信満々。今年のかどまつ賞、関東地区選手権は消化不良に終わったが、スタート勘はバッチリだしエンジンも出せる。センターから気持ちよくまくり連発、シリーズをリードしそうだ。地元プールで渡邉睦広、大西源喜、折下寛法も気合を入れる。復調著しいのが折下なら、大西に思い切りのいいレース運びがある。
 昨年の賞金王シリーズ参戦は藤丸光一、堤昇、徳増秀樹。今年の藤丸は平場回り(06年9月福岡周年優勝戦でF)になっているが優出ラッシュ、記念ロード復帰へ充電中だ。堤は3月総理杯に出場、ペラは好調、スタートも決まっている。徳増も総理杯に出場、多摩川はGTで準優に乗っている得意水面だ。
 山本寛久、丸岡正典、柳沢一もスピード満点の攻め。山本は中国ダービー優出、丸岡がGTで売り出し中なら、柳沢も東海ダービーで優出と元気一杯。ソツなく乗っている水上浩充、宮武英司、井上恵一にも注目したい。
 展示タイムトップで信頼できるのは折下、堤、三角。安心して買いたい。

第43回デイリースポーツ賞
2007年4月2日

 ウエイキーカップ・多摩川52周年記念を制しているのが向所浩二である。11月以降はイマイチ、A1級勝負がかかるシリーズになりそうだが、99年以降9回来て優出6、優勝2とエンジン調整に自信を持っている水面ならビシバシ決めそう。
 石野貴之が大村新鋭王座決定戦を制し自信満々、記念ロードでも活躍している。05年9月に優勝して以来の是政だが、スタート力・ターンスピードと格段に成長したレースを披露しそう。
 山室展弘は今期不調も勝負強さは一品。ここ一番のコース取り、早いスタートは侮れない。横山節明は多摩川3連続優出中、A1級復帰へ気合駆けか。安定しているのが打越晶、最近の多摩川は不満でも減音型の調整は合ってきた。樋口亮は記念で勝率ダウン、今月は必死の攻めだろう。萩原秀人も勝率アップに力が入っているが、吉田健太郎が大得意の多摩川でA1級へ勝負。郷原章平も積極果敢だが、深井利寿に軽快なダッシュ戦。
 展示タイムがトップの時の3連対率が高いベストスリーは深井、打越、萩原。温水パイプ除去でエンジン相場が変わるなら注目したい。

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