12月10日〜15日は第27回多摩川カップ、W準優制で行われる。賞金王シリーズに参戦するのが中里英夫、石渡鉄兵、飯山泰、須藤博倫、中野次郎の5選手。中野は初日DR戦メンバーである。
中野は昨年の多摩川カップV、さつき杯・57周年と是政3連続優出中。今年はGTロード復帰の4月平和島57周年で優勝、平和島ダービー・大村チャレンジは準優3着と惜敗もスピード戦は全盛だ。石渡は児島GC決定戦で優出、チャレンジCは早いスタートを連発した。飯山もスリット果敢。今年は芦屋・浜名湖周年、江戸川DCで優出がある。
須藤は琵琶湖・多摩川周年で準優勝、平和島ダービー優出。ペラは好調の近況、多摩川の現エンジンも三度目ならスピード満点のレースを見せそう。池上裕次は平場主体だが今年は優勝戦2着が7回もある。捌きの人か。中里が桐生周年連覇と復活。強ツケマイで魅せるか。江口晃生は当地で4月に優勝、9月優出、調整は合う水面だ。毒島誠はGT・SGでは準優の壁が厚い近況も積極果敢。
12月4日〜7日は第6回マンスリーKYOTEI杯、四日間の短期決戦だが遠征勢が主体のシリーズ。特に中国勢が揃っている。
主役は市川哲也。多摩川では01年MB記念の完全優勝があるが、迷いなしの全速スタートは健在、34期連続O級を維持している。今年は平場で目下V6、総理杯当確の位置にいる。広島支部には上平真二、石川吉鎬もいる。上平は混戦捌き一品、石川に思い切りの良さ。
層の厚さは岡山勢。古豪・万谷章を筆頭に柏野幸二、井川真人、山地正樹、森定晃史、茅原悠紀とスピード自慢が揃った。大胆且つ豪快に柏野が攻めれば、山地もイン戦強烈。森定にシャープなまくり差し。茅原は新鋭リーグの顔だがGTでもアピールし始めた。
山口支部も曲者が揃った。吉本正昭がエンジン出せば、江本真治は多摩川大得意。谷村一哉はGT挑戦中、スリット果敢にまくり、まくり差しを駆使。実力者・田頭実が9月宮島で約2年振りの優勝と復調。ビシバシ決めるか。
11月22日〜27日は第26回関東ボートレース専門紙記者クラブ杯、W準優制の6日間開催で行われる。
地元で張り切っているのが鈴木茂正、村田修次、山本英志、奥平拓也、寺本重宣。多摩川のエンジン・ペラ調整は村田が自信、現エンジンでは9月57周年記念で優出している。イン・センターとスリット果敢に自在戦だ。支部長・鈴木は7月びわこ、10月桐生と優勝、リズムは良い。山本も8月平和島、10月大村で優勝し元気一杯の近況。
準地元の山崎義明、橋本久和も走りは心得ている。山崎がイン戦で先手必勝なら、橋本にはフルターン。吉川元浩はP級に落ち7月からは平場の転戦。だが、8月尼崎V10月以降三国、津、尼崎と3連続優勝。兵庫勢は多摩川のペラ調整正解を出しているならスピード全開か。
馬場貴也も10月宮島でV4にして来春の総理杯出場の目標を持ってきた。センター戦は軽快、鋭く強ツケマイまくり差しか。小坂尚哉に強烈なハンドル、繁野谷圭介が展開を読んだ自在戦。北村征嗣は是政連続優出中(10年8月V)と水面相性は良くなっている。
11月12日〜17日は2011トランスワード杯争奪戦、W準優制が予定されている6日間開催。
当地実績でリードするのは向所浩二、林美憲、金子龍介の3選手。向所は52周年記念でGT初優勝、インからコンマ02の熱いスタートだった。イン戦が本領だがカドまくりも強烈、思い切り良く攻めのレースか。金子は00年新鋭リーグ戦V以降当地に8回来て優出5−優勝2を記録している。07年5月(優勝)以来の水面だが、目下3連続優出中なら調整・スタート勘と心配無用か。林も走る機会は少ないが、09年8月以降3連続優出中、通算V3と新鋭の頃から水面相性は良い。一頃F事故乱発でブランクも復調は著しく優勝争いに割って入る。
新美恵一に鋭いスタート・ハンドル、巧者振りを見せるか。川添英正も堅実、冴えたターンで連対をキープ。山口裕二は前回、前々回と当地はW準優で敗退。今度こそである。室田泰史に積極果敢なスタート攻勢、杉山裕也もスリット全速で飛び出す。
11月5日〜9日は「BOAT Boy Cup」、得点率制の5日間開催で行われる。シリーズをリードするのは中里英夫、須藤博倫、吉田俊彦に山田竜一、山本浩次、山本修一、吉川喜継、宮武英司のO級レーサーたちだ。
中里は9月桐生55周年で3コースからまくり地元周年連覇。ペラ調整は正解が出ているが、スピードも衰え知らずだ。今年初の多摩川だがシャープな攻めでリードするか。須藤が9月当地57周年で準優勝、平和島ダービー優出とリズムは上昇一途。是政の平場は06年6月以来だが、04年には新鋭リーグ戦V、50周年優出もある得意水面。気持ち良く攻め込む。
吉田俊彦はGTロードで優出を重ね、10月は平場の尼崎、丸亀と連続優勝。暮れのSGロードを睨みペラ調整も熱心だ。地力は山本浩次。記念の斡旋は減少も平場の1月児島、大村、2月蒲郡、9月若松、大村と目下V5、テクは断然。地元プールで山田が快ショット連発、吉川に思い切り。山本修一が堅実な捌き。