9月2日から6日は第44回報知新聞社賞、5日間開催の得点率制、後半二日間は鳴門周年記念との併売が予定されている。
A1級は山室展弘、江口晃生、吉田徳夫、高橋勲、川添英正、吉田光。山室は平場で優出ラッシュ、相変わらずスタートの思い切りはいい。江口は前回当地(4月)に多摩川初優勝、エンジン・ペラ調整はしっかりしている。吉田徳夫は4月福岡、7月丸亀と優勝、スタート安定し自在な攻めだ。
高橋は記念の場が減少しているが、エンジン出しは的確。スローから力強いレース運びか。川添は遠征だが意外と水面相性がいい。柔軟な走りでポイントを稼ぐ。吉田光に春頃の勢いがない。ペラ入れ替え気合か。
地元で張り切るのが大西源喜、スタートは積極果敢。川上聡介、松本博昭、廣瀬将亨にも大駆けの魅力がある。
新エンジン3節目の8月25日〜30日は「BOATRACE振興会会長賞競走 テレボートカップ」、スピード全盛の四千番台、新旧スター候補がズラリ揃った6日間開催だが、準優勝3R制で行われる。
山口達也が初のSG平和島ダービー出場を決めた。今年は優出ラッシュ、4月戸田、5月児島、桐生と優勝しているが、スタート力に加えターンスピードも付いている。鈴木勝博は1月平和島、2月常滑、5月浜名湖、6月平和島、常滑と目下V5だが、インで優勝は6月平和島の一回だけ。大化けの近況、勝負度胸凄い。
水面実績は梶野学志と石塚久也。梶野は1月かどまつ賞でV、7月児島でイン戦を決め優勝と勢いが付いてきた。石塚は一般戦の当地で活躍、昨年は56周年参戦、関地区は準優に乗っている。共に思い切りの良さが身上。 枝尾賢もセンター戦に威力増し目下V3、山田雄太もゼロ台スタートを連発しV3と充実している。地力は金田諭、吉村正明、長野壮志郎、小野勇作もヒケを取らないが池永太、西村拓也も攻めは豪快。
8月18日〜22日はBP大郷開設記念第13回大郷葉月杯、五日間開催の準優2R制で行われる。新エンジンと一節使ったエンジンが混ざるシリーズ、試運転・展示気配には注目したいシリーズだ。
熊谷直樹に意地がある。当地では昨年5月に優勝も、今年の5月はイン戦で敗れた。どうしてもスタート慎重になる地元戦だが、気合はいつも充実している。F持ちでも強気の攻めを見せそう。三角哲男はダービー出場へ勝負駆けも届かず、Fも抱えた。だがエンジンは代わっても多摩川の機調整はバッチリ合っている。イン速攻にダッシュ鋭いまくり、持ち味を存分に発揮するか。
齊藤仁は福岡に転居も東京支部、走り慣れたプールだ。GTロードでも柔軟なレース運びを見せ、全てに充実期を迎えようとしている。田中豪が気合を入れ直す近況、スタートは果敢だ。作間章に俊敏なまくり差し、乙津康志もエンジン出す。阿波勝哉はチルト3度で快ダッシュ、今度のエンジンはどれだけ伸びるか挑戦。
8月10日〜14日は第6回夕刊フジ杯、得点率制の5日間開催である。このシリーズから新エンジン、新ボートが登場するが東京を主体に関東3支部の斡旋になっている。
東京支部は角谷健吾が好調。6月下関で優勝、大村が準優勝、桐生は優勝戦インでFも7月宮島で優勝を決めている。ペラは相変わらず絶好調ならスタート控え目でも臨機応変な攻めを見せそう。野澤大二は5月当地5コースから捲り差しで優勝を奪った。多摩川の走りを思い出したなら、新エンジンも手の内に入れるか。
折下寛法も近況は好リズム。ここ一番でゼロ台の快スタート、強気のレース運びが当たっている。川口貴久も早いスタートが武器、積極果敢に握るか。
埼玉支部は滝沢芳行、秋田健太郎、松本浩貴、関口智久。滝沢はF休みを消化しての参戦ならスタートOK。松本は勝率アップへ気合の季節か。秋田にダッシュ戦、関口も思い切りの良さが売り物だ。
群馬支部は藤生雄人が安定、菊池峰晴もスリット果敢。
GV新鋭リーグ第11戦(是政王子決定戦)は7月26日〜31日、準優3個レース制で行われる。
多摩川で久々の新鋭リーグ戦が復活するが現モーター・ボートの使い納めだ。96期(平成17年春デビュー)は平本真之、里岡右貴がO級。奈須啓太、若林将、下條雄太郎がP級出世街道のトップは平本、昨年蒲郡MB記念優出、今年は児島GC決定戦で優出。リーグ戦で優出は外さず、堂々と主役を演じる。
97期は横川聖志、土屋智則、前沢丈史と少数精鋭の3選手。揃って果敢なレースだ。98期のO級は船岡洋一郎。P級が藤田靖弘田路朋史だが、地元で桑島和宏が気合、鈴木峻佑は多摩川大得意。99期は二人。岸蔭亮がP級、練習水面で森作広大もハッスル。
100期は地元の永田秀二が地力を付けP級和田兼輔は当地久々もパワーアップ。101期は後藤翔之がO級。多摩川の機・ペラ調整、走りと手の内だ。篠崎仁志は初登場だがリーグ戦で活躍中。102期は山田康二がO級。河合佑樹、前田翔太がP級。103期黒井達矢、104期相原利章も楽しみなセンス。