【5月5日号】
■平成27年7月(15年後期)から適用の選手級別が決定.。峰 竜太選手(佐賀)が勝率8.70で第1位■
日本モーターボート競走会は、本日1日、平成27年7月1日〜12月31日まで適用される「選手級別決定」《審査対象期間:平成26年11月1日〜平成27年4月30日》を発表しました。
今期の勝率第1位となったのは、『8.70』を記録した登録第4320号:峰竜太選手(佐賀支部)《2連対率79.79%、3連対率87.23%、事故率0.04》で、初めての勝率第1位に輝きました。
また、女子選手の勝率第1位は、『7.78』を記録した登録第4456号:鎌倉涼選手(大阪支部)《2連対率63.57%、3連対率78.29%、事故率0.00》となり、初めての女子選手勝率1位に輝きました。
各級別のボーダーライン及び所属選手数は、A1級6.28(323人)、A2級5.39(321人)、B1級2.54(737人)で、B2級は218人となっています。
あわせて、出走回数に関して、選手責任外の失格や欠場(S0、L0、K0)が発生した場合については当該選手の出走回数から除外しています。
■現役生活56年 最古参ボートレーサー 加藤峻二選手(73歳)が引退■
1959年のデビュー以来、56年に亘って常に第一線で活躍してきたベテランレーサーである登録番号1485号 加藤峻二選手(埼玉支部)は、本日5月7日をもって引退しました。1970年代にはボートレース最高グレードのSGレースを4回制覇(ボートレースオールスターの前身競走である第18回全国地区対抗の優勝を含む)。2003年には「SGボートレースオールスター」に61歳4カ月で出場、優出まで果たし、最年長記録を更新するほか、翌2004年には史上4人目となる3,000勝を達成。2013年には地元ボートレース戸田で最高齢優勝記録(71歳2カ月)を打ち立てました。
引退に際して開催した記者会見で加藤選手は、「具体的なことは決めていませんでしたが、正直辞める日も遠くはないと思っていた矢先、昨日まで走っていた地元ボートレース戸田でのフライングが引退へのきっかけです。身体の不調は全くなく、自分でもなぜフライングしたか分からないほど突然のことでした。家族には昨日、自宅に帰って妻だけに辞める話をしました。長いボートレース人生に悔いはないと言いたいところですが、もう少し走りたい気持ちはありますし、直接ファンに御礼を言う機会は作りたかった。今後のことはまだ何も考えていませんが、もう年も年なのでゆっくりしようかなと思います。これまで応援してくれたファンの方々、長い間応援いただきありがとうございました」と語りました。
主な選手のコメント
≪2992 今村 豊 選手≫
「私にとって加藤選手は一番の目標の選手であり、神様のような方だった。
今でも目標として頑張っていた。いつかこの日が来るかと思っていたが、もうちょっと走っていて欲しかった。
加藤選手も年齢を召されて本人も思うところがあっての事だと思いますので、私からは長い間ご苦労さまでしたという一言に尽きます。」
≪3415 松井 繁 選手≫
「私がグレードレースを走るころから加藤選手と一緒に走る機会が多くなった。後輩にも紳士的で優しい先輩であり尊敬していた。
これほど長く現役を続けることは考えられないキャリアであり、私も気持ちだけでも追随していきたい。
ただ単にお疲れさまでしたということでは言い尽くせない。すごい記録だと思います。」
≪3983 須藤 博倫 選手≫
「朝本人とお話をさせていただき、ただただ驚いているところであります。
デビュー時からの目標でもあり、非常に勉強させていただきました。
56年間という長い選手生活で、このボートレース業界の一時代を築かれた大先輩の引退は残念でありますが、加藤選手から学んだ仕事に対するモチベーションや精神面等、選手会埼玉支部の支部長として、若い選手にもしっかりと伝えていきたいと思います。
本当にお疲れさまでした。」