3月22日から25日は第6回澤乃井カップ、得点制の四日間開催で行われる。エンジン抽選がシリーズを左右しそうなメンバーだが、ターンスピードは馬場貴也、郷原章平がリードしている。馬場は昨年11月津で1分42秒6と3周回の最高タイムを更新した。1月びわこでも優勝、パワーを付けている。郷原には果敢なスタート攻勢、思い切りがいい。広い水面で持ち味を存分に発揮しそうだ。
山本修一はF禍から徐々に復調、1月若松で優勝している。立間充宏が勝率アップに気合の季節、新美恵一は相変わらず堅実な旋回だ。池本輝明に強烈なフルターン、打越晶もエンジン出しは的確だ。森安弘雅に多彩な攻め、後藤翔之が2月琵琶湖、多摩川、3月徳山と連続優出中。
3月10日〜14日は第16回ダブル優勝tvkカップ、得点制が予定されている。
男子は豪華メンバーで激戦必至だが、主役は昨年チャレンジCで優出の佐々木康幸か。当地は03年新鋭リーグ戦から7連続優出中、エンジン調整・スタートと合っている。格なら長岡茂一、倉谷和信、平田忠則。平田は昨年のGC決定戦準優勝、スタート力・ターンスピードは全盛期だ。長岡が純地元で気合、チルト3度もある。倉谷にテク、エンジンも出す。大澤普司と谷村一哉が是政連続優出中、桐生順平は売り出し中の新鋭。
女子は永井聖美が唯一人のO級。多摩川では08年女子リーグ戦、4コースから捲り差しの優勝がある。積極果敢な全速スタートで主役を演じるか。多摩川を走る機会が多いのは今井裕梨。スピード付き今度こそ初優勝を決めるか。宇野弥生も初優勝が待たれる一人。度胸満点のゼロ台Sが飛び出すか。 地力は新田芳美、池田紫乃、片岡恵里、大瀧明日香だが、地元水面で渡辺千草が気合、練習に励む稲生夏季、市村沙樹にも注目。
3月1日〜6日は第47回サンケイスポーツ賞、W準優制の6日間開催である。地元で張り切っているのは福来剛。12月関東地区選手権は準優3着だったが、エンジンを仕上げスタートも決めた。GTロードに駆け上がるためには優勝数の増加、気合を入れ参戦だ。
横澤剛治もスピードは負けない。昨年は優出19回でV3だったが準優勝が9回もある。早いスタートは少なくても1マークの判断は一品、道中のターンも強烈だ。荒井輝年、林美憲は共に当地2連続優出中と水面相性は良い。荒井はエンジン出す近況ならスロー起こしでビシバシ攻める。林は昨年度の四国地区選V、戸田総理杯が待つ。
岡本慎治、池上裕次はベテランの仲間入りの年齢だが、レースは若い。岡本は嘗て減音博士の異名、エンジン調整は相変わらずだ。池上も近況ペラ好調、1月には久々のGT尼崎58周年で準優に乗っている。強気の攻めを見せるかも。藤生雄人が乗れているが、中村裕将、川名稔にも大駆け。
第11回JLCカップは2月19日〜23日の5日間開催、得点制が予定されている。
濱野谷憲吾がF休み明けの一般戦斡旋で多摩川に登場する。もっか4連続優出中(55周年、10年さつき杯、56周年、関地区)の地元水面だが、平場で優出は当然、完全優勝の期待もかかる。スロー水域を占め豪快なハンドルで圧倒するか。
山田竜一も気合充実の地元戦。09年多摩川カップは2コースで強ツケマイV、10年大郷葉月杯は準優勝、エンジン調整・スタートと自信を持っている。勝負根性は負けないのが山室展弘。GTは拒否し平場回りだが昨年V5、イン速攻打てば差しも俊敏。
エンジン出しに定評は西川新太郎。期初めにFを抱えスタートは控え目だがイン〜カドで自在な旋回。飯山晃三もスピードある。当地実績には疑問も、内寄りを占めれば強いレースを見せる。近況イマイチも飯島誠に果敢なスタート駆け、永田啓二は新鋭戦で鍛えられている。蜷川哲平が復調中、川口貴久、後藤翔之に積極果敢なスタート、フルターンがある。
第4回多摩川蛭子カップは2月7日〜12日、6日間のW準優制が予定されている。山田哲也が売り出している。12月当地関東地区選手権はゼロ台Sを連発しGT初優出、暮れの江戸川はイン速攻を決め平成22年は年間V3だった。1月平和島でFを抱えているが、スタートの早さは東京支部屈指である。思い切り良く攻めのレースを見せるか。
山一鉄也、柴田光、堤昇、山地正樹はエンジンを出すタイプ。山一は昨年当地56周年で準優に進出、多摩川は意外と自信を持っている。柴田も12月関東地区選手権は準優に乗った。北関東屈指のペラ巧者が快速に仕上げるか。堤は一頃のスピードがない感じだが、静岡勢のペラも好調。山地はイーグル会、新鋭の頃は多摩川をドル箱にしていた。
古川誠之は当地連続優出中、イン〜カドで積極的に攻める。寺本重宣は地元プール、11月以降イマイチの航跡だが、多摩川の機調整は心得ている。市橋卓士が巻き返す近況、芦澤望も早いスタートが武器だが、大池佑来、北山康介も練習水面で張り切る。
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